南部式甲/乙型 タンジェントサイトの分解

分解は簡単です。先ずサイト付け根を 1 の方向に押し下げ、2 の方向にスライド
させるだけです。1の付け根部分は、サイトにテンションを掛けるスプリングによって
常に上方向に突っ張っているので、押し下げなければ外れる事はない・・・筈なの
ですが、ちょっとテンションが弱過ぎる気がします。反動が少ない8mm南部弾なの
で、発射の反動で外れる事はありませんでしたが、落とした衝撃などで外れそうな
感じがします。







はまり溝

上部の半円の窪みにサイトの凸が引っ掛かって留まっています。引っ掛かりは
先に述べたスプリングのテンションによるものです。







サイトの凸とリーフ・スプリング

リーフ・スプリングの力関係は、サイト凸の位置から理解できると思います。凸より前は
上方向に、凸より後ろは下方向に、凸を堺にシーソーの様に作用する訳です。







さて、あまりに呆気ない分解手順だったので、オマケで同じ要領のマウザーkar98kも
紹介します。





マウザーKar98k タンジェントサイトの分解

これも南部式と同じ要領なのですが、スプリングのテンションがメチャクチャ強力
なので、全体重を掛けるくらいの力でなければ下がりません。まあ、反動の強い
ライフル弾の衝撃でも外れない訳ですから当然ですね。取り付ける時の圧縮は
外す時以上に必要なので、理由が無ければ分解しない方が良いです。恐らく、
ここを挟んで圧縮する特殊ツールが存在すると思われます。







南部と全く同じ構造

南部と同じ構造ですが、順番から言うと、南部の方が参考にした形でしょう。







スプリング基部の取り外し

一目瞭然です。

溝に凸を嵌めるサイトの固定方法は、他にマウザーC96(モウゼルミリタリー)の中期〜後期型が
同様です。ピンを貫通させる方式は、初期型のC96や、アリサカ小銃などですね。ピンを貫通させ
る方が確実に思うかも知れませんが、ピン折れや摩耗して抜ける恐れもあるので(例えばこのペ
ージの一番下
)、一概にどちらが良いとは言えません。これは自動銃のエキストラクターなどにも、
同じ事が言えますね。







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