レミントン モデル11の特徴

これはブローニング・オート5などでも同じと思うのですが、バレルの後退にテンションを掛ける
スプリングとの間に、真鍮製のブッシング(リング)が挟まっています(↑写真の黄色い部品)。
この辺が、どんな部品構成かと言うと・・・↓







抵抗器のパーツ群

左は内側がテーパー状になったリング。真ん中はスプリングになったリング。右は真鍮の
リングで、内側は凸凹になっています。右2つは一番上の写真でわかるように、被さって
一体になっています。ここで重要なのは左のリングで、内側がテーパーになっている事で、
下の図のような作用をもたらします↓







ブレーキ作用

先ずはfig1を御覧下さい。バレルが後退して、グレーのリングを押すと(1)、内側のテー
パー部分が、真鍮リングを窄める方向に働き(2)、その結果、真鍮チューブはマガジン・
チューブに適度に押し付けられ、ブレーキ作用が得られます。この時の「テーパーでの
リングを窄める作用」は、弾薬の強弱にある程度比例し、弱い弾薬では軽いブレーキ、
強い弾薬では強いブレーキ作用となり、ガスオペレーテッドで例えるところの、レギュレ
ーターの役割をしている訳です。なので、この部分への塗油は厳禁です

狩猟などの用途では、これで問題ありませんが、ある程度以下に弱い弾薬を使用した
場合(例えばクレー射撃用の24グラム装弾等)、この方式では抵抗が強過ぎて作動不
良を起こします。その場合、fig2のように、リングを前後反対に取り付けます。すると、
テーパーでの搾り込み作用が無効になるので、弱装弾でも作動する訳です。もしも、
強装弾を使用するのに、間違えてリングをテーパー無しの方向(fig2)で組んでしまっ
たら、ちょっとマズイかもしれません。まあ、事故までには至らないと思いますが、銃の
寿命には影響すると思います。






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