クライスラー ニューポート カスタム

ポモナのスワップミートで買ったニューポートですが、ここ数年の爆発的なガソリン高で
維持が危うくなってきました。登録を切って飾り物にしようかとも考えたのですが、ガレ
ージのスペース的に無理・・・かと言って外に停めれば陽射しで痛む一方です。垂れブ
ログにて「近日中にドナドナの可能性が高くなってきた」と記したところ、「その前に垂
れモーターで取り上げて欲しい」と言うリクエストを頂いたので、取り上げます。

ところで、「ドナドナ」と言っても廃車にする訳ではありませんよ(笑)。貴重な生き残り
ですからね。米国には熱狂的なモパー・マニアが居るので、こんな普通のセダンでも
買い手が付きます(ガソリン高の今は厳しいが)。買う側もマニアなので、「ボディ・モー
ルは欠けていないか?ハブキャップはオリジナル?4枚揃っているか?」などと言った
マニアックな問い合わせが多いです。ちなみに写真のハブキャップは、イーベイで数百
ドルで落札される場合もあります。外に駐車する時は盗難防止で外しています(笑)。
シボレーやフォードと違い、クライスラーの旧車はリプロダクションされていない部品が
多いので、オリジナル・パーツは目が飛び出るほどの高さです。







殆ど錆びていない極上ボデー

雨が伝って溜まる関係で、リア・ウィンドウのモール周りは錆びている車が多い
のです。雨や湿気の多い日本ですと、数ヶ月で錆が出て、数年で腐るでしょうね。
日本で程度の良い旧車を買った場合、そうなる前に防錆処置を施した方が良い
です。カリフォルニアは湿気が少ないので、車庫で保管すれば腐食は防げます。

60年代のデザインと異なり、70年代には厚みのある「ぼってり」したデザインが
主流になります。これはクオーター・パネルあたりに顕著に現れていますね。60年
代は、もっと角張って「ほっそり」したデザインでした。米車の場合、この辺を堺に
マニアの好みが別れる場合が多いです。私はどっちも好きですけどね〜







60年代の面影

この車は1970年式なのですが、未だ60年代の角張ってほっそりした面影が
あります。この後くらいから、もっと抑揚の強いボリューム感があるデザインに
変貌します。この辺の移り変わりはフォードやGMも同じですね。

この年式のクライスラー・Dボディ系は、フロント・ドアが寸詰まりに見えるのが
デザイン上の欠点(私的にそう感じる)です。GMなどはヒンジ取り付け位置を
フロント・フェンダー方向に伸ばし、ドア面積を増やしています。つまり、ドアの
前縁がAピラーよりも前方に迫り出している訳。キャデラックなどが顕著な例。
写真のニューポートでは、Aピラーからフロント・ドアの縁が真下にストンと落ち
ているでしょ?60年代はどれもそのスタイルだったのですよ。写真の70年式
は、未だその辺のデザインが発展途上といった感じ。この後、74年頃になっ
て、GM的なデザインになり、フロント・ドア寸詰まりは解消されます。








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