S&W K38 ターゲット・マスターピース
(モデル14 4スクリュー)


渡米してからは、CPはFAS603(旧ドミノ)を使っていたのですが、リロード用の32口径ワッド・
カッター・ブレットの入手が難しくなったので、数年前にシンプルなK38↑に換えました。FASは
気持ち良く当たる銃だったので気に入っていましたが、弾頭が入手出来ないのでは困ります。
知人の競技銃コレクターに、私のFASを熱烈に欲している人が居たので売ってしまいました。

Kシリーズのターゲット・マスターピースは、口径別にK22、K32モデルもあります。写真の銃は
ベース・モデルがM14の4スクリュー・タイプです。トリガー・ガード前方にシリンダー・ストップの
スプリングが入る穴を塞ぐスクリューが見えます。この後の製品(M15、その他全て)は、シリン
ダー・ストップ・スプリングは内蔵されますので、4thスクリューは無くなります。写真のモデルは
初期型の2ndジェネレーションです。また、K38コンバット・マスターピースと言うのがありますが
これは、K38ターゲット・マスターピースとは異なります。もっとも、大きな違いはフロント・サイト
の形状くらいですけどね。トリガー・ストップ(*)は標準装備で、オプションでワイド・タイプの
トリガーやハンマー・スパーがありました。写真のモデルも全てワイド・タイプでしたが、具合が
悪かったので通常タイプに交換後、肉盛りなどの改造が施してあります。この辺、誤解無き様。
言うまでも無く、グリップは自作品、サム・ピースやフロント・サイトもノーマルではありません。

(*)注:トリガー・ストップ=写真のトリガー付け根の後ろ側、フレーム内部からピョコンと飛び
出した「ベロ」が見えると思います。この出っ張りは、内部から突き出し量を調節出来、トリガー
が停止する位置を任意で設定できるのです。競技銃は、トリガーを引き切った時の停止位置
が弾着に影響を及ぼす場合があるので、ここで好みの停止位置にする訳です。但し、これは
ダブル・アクションで撃つ場合はあまり関係ありません。主にシングルで撃つ場合の設定です。

ところで・・・初期型は仕上げが綺麗です!コレクターは古いのを探しますが、この辺が理由
だと思います。もっとも、私の場合は現行のK32(32口径M16)がフルラグ・バレルで、やたらと
先重なので古い型を探した訳ですが、ファイン・フィニッシュと言う、思わぬオマケ付きでした。

さて・・・ちょっと脱線しますが、
私にとってターゲット・マスターピースは大変思い出深い銃です。先ず、生まれて初めて撃った
拳銃が、自衛隊体育学校の集合教育で使用したK22ですからね・・・。そしてピストル射撃班に
配属された後、CP(センターファイア・ピストル)競技用にK38を使用しました。これが初めての
センターファイアです。更に・・・実を言うと(大きな声では言えないが)高校生の時に国民体育
大会に出場し、余暇の時間でCP競技を見学したのですが、その際、選手控え室にて(私も一応
選手だったので)銃を少しだけ触らせて貰えました。・・・そう、忘れもしません、仕上げが綺麗な
K38でした。モデルガンしか知らない当時の私は、そのシャープな作動に感動しましたね〜・・・
と、言う訳で、初めて触った本物がK38、初めて撃ったのがK22、そして初めて撃ったセンター
ファイアがK38なんです。K三昧!


で、このCP競技ですが、上でお話したように日本でも行われている競技です。選手は殆どが
警察官でしょうけどね。国体種目なので、一般の方々も見学のチャンスはあるかと思います。
(但し、銃は触れませんよw 上の話を出して「エコヒイキじゃん!」とか、けしかけない様・・・)

今回は競技の詳細は省き、あくまで銃を主体に紹介しますが、ページ後半で実射レポートと
競技の雰囲気だけお伝えします。





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