HOWA M1500

日本警察のSAT等が狙撃銃として使用することで知られる豊和M1500ライフルです。
実は私、その点に惹かれて購入しました。日本の警察が狙撃銃として使うライフルは、
一体どの程度のポテンシャルがあるのか?日本の公機関で使われる銃器は、一般に
(民間人が)テストなど出来ない物ばかりですから(自衛隊の銃など)興味深々です。

正直言って、日本の警察が使う狙撃銃など一般の猟銃を流用した物であり、特に狙撃
に適した仕様にはなっていないだろう・・・と言う認識が過去の私にはありました。実際
M1500の前モデルであるゴールデン・ベアーは純然な狩猟用のまま警察に使用され
ていましたからね。余談ですが、巷の噂である「サコーのパクリ」と言われるモデルは、
ゴールデン・ベアーであり、M1500はサコーのパクリではありません。ウェザビーの
パクリです(笑)。スイマセン冗談です。でもまあ、微妙なところかな(この辺については
後程)。話が逸れましたが、そう言った私の認識を打破する写真を、数年前に見かけた
のです。その写真で紹介されていた警察の狙撃銃には「これでもか」と言う程のブル・
バレルが装着されており、フロント・サイトやリア・サイトは無く、スコープの使用を前提
としたモデル、つまりバーミント・モデルだったからです。

バーミント・モデルの説明は省きます。バーミント・ハンティングと対人狙撃は、そのス
タイル(要領)が似ており、米国の警察では少し前(20年くらい)まではバーミント・モ
デルのライフルを狙撃に用いる事が常でした。バーミント・ハンティングは所謂「待ち
撃ち」であり、銃を持って獲物を追う狩猟とは異なるので、細い軽量バレルとは対照
的なブル・バレルを装備した重い銃が殆どです。獲物は小型なので高い命中精度が
要求されます。狙撃銃にピッタリでしょ?先に「一般の猟銃を流用した物であり、特に
狙撃に適した仕様には・・・」と書きましたが、バーミント・ハンティング用のライフルに
関しては、対人狙撃銃として流用する事が十分に可能なのです。

M1500はゴールデン・ベアーの後継モデルですが、それより以前に豊和はウェザビ
ー社より依頼を受けてマークXライフルを生産しています。ウェザビーは生産を他に
任せる事が殆どなのです。ですから一時期のマークXは豊和製です。今回紹介する
M1500にも、このウェザビー臭がプンプンします。何よりM1500と殆ど同じ型の銃が
ウェザビー社より【バンガード】の名前で売られています。S&Wやモスバーグからも
自社製品として発売されていました。この辺の事情は詳しくは知りませんが、何となく
「流浪のライフル」と言った感じを受けます。

日本製の銃器は不当に評価される(日本国内にて)傾向があるようですが、私は特に
私的感情を込めるつもりはありません(笑)。64式小銃は思い出深い銃ですが、別に
豊和贔屓はしません。私が興味あるのは機械的な良し悪しだけで、思い入れや幻想
等は、また別の話です。その辺を割り切って行きましょう!この銃も良い所、悪い所が
ありますからね〜(笑)。それでは細部を見て行きましょう。







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