二式(テラ)小銃


真っ二つです(笑) 異様な光景ですな・・・・・
これは旧日本軍落下傘部隊用の分離小銃です。降下の際に邪魔にならない様に、こうして
二つに分けたんですね。このアイディアの元は、マウザーkar98Kパラ・トルーパーモデル
なんですが、当時の日本の技術ではそれを完全にコピーしきれず(完全コピーのゼロ式なる
試作品もあったが量産出来なかった)結局、結合部分を大幅に簡素化した二式が制式と
なった訳です。

しかし!

その簡素化した結合部が大きな仇となってしまいました!
ぜんぜん当たらない!50ヤードで手のひら大のグルーピング(笑)を叩き出してくれます。

↑に追記
後日、雑誌の記事用に九九式短小銃と比較テストを行いましたが、複数の弾薬でテスト
したところ、上記よりは幾分良好な結果が得られました。但し、やはりノーマル九九式と
比較した場合、若干の精度低下が見受けられました。100ヤードで、平均5〜6インチの
グルーピングが、写真の二式の実射結果です。もっとも、一丁だけの結果では、全ては
語れませんので、あくまでも一例ですが・・・


撃つ前から予想はしてたのですが、やはりチャンバー下の一箇所だけで銃身を締め付ける
のはムリがあります。ガタツキは無いのですが発射の衝撃でどちらかに歪むのでしょう。
その点、ゼロ式の方は三箇所で均等に固定する方法なので、上記のような問題は少ないと
思われます。ライフル射手の方なら、べディングと言う言葉を聞いたことがあると思いますが
その理屈がまったく考慮されていない(レシーバーとバレルの)悪い例ではないでしょうか。

もっとも、落下傘部隊と言うのは、敵の陣地にムリヤリ降下するのがパターンです。遠くから
撃ち合うことは稀だと思うので、銃の命中精度はさほど必要無かったかもしれませんが・・・
だったら、べつに三八式騎兵銃あたりでも良かった訳で・・・・とほほ。

なんか、散々ですけど、写真の銃はすごいですよ!新品同様です!
ダストカバーまでマッチングaA当時のG.Iが米国に個人的に持ち帰ったらしいんですが、
彼の奥さんが鉄砲嫌いで叱られたため、油紙にくるんで屋根裏に仕舞ったまま、
忘れられていたと言う、マニアにはたまらないお話。奥さんに感謝!

ところで、テラ とは、鉄砲・落下傘の略です。開発段階のコードネームですね。


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