三八式騎兵銃


三八式歩兵銃の短縮版です。騎兵銃とは言っても、実際には軽便銃として様々な場所で使われたようです。
この騎兵銃も歩兵銃と同じ6.5mm弾薬を使用しますが、この弾薬は反動が少ないので、短く軽い銃でも
容易に射撃することが出来ます。むしろ、長い三八式よりバランスが優れている、と言ったら過言でしょうか?
少々大袈裟に言えば、小型軽量の銃+小口径弾の組み合わせは現在の突撃銃に通じるかも知れません。

後の九九式に、この様な短縮版がないのは、弾薬(反動)が強い為に小型軽量化に限界があったからです。
私は以前、イギリス製bS小銃の短縮版で、bTジャングル・カービンなる銃を撃った事がありますが
(コイツの弾は九九式の7.7mmと同じくらいのエネルギー)、反動がキツくて10発程でイヤになりました。
九九式に、このようなモデルを加えなかったのは正解ですね。そう考えると、この三八式騎兵銃は、威力が
弱いと言われる(必要にして十分とは思うが)6.5mm弾薬の弱点を、上手く逆に利用した銃だと言えます。

この騎兵銃の生産数は、歩兵銃よりもずっと少ないのですが、何故かオークション等では良く見かけます。
どちらかと言えば、現在は初期型の三八式の方が入手困難だと思います。

三八式の短縮型には、この騎兵銃の他に四四式騎兵銃や三八式短小銃などがありますが、空挺部隊用に
三八式騎兵銃を折り畳みストックに改造した試作モデル(別窓)も少数存在しました。










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