ウェブリー&スコット マークW38


古き良きイギリス製軍用拳銃・・・・と言えば聞こえは良いですが、他に無いんですよね・・・・・
少なくともWWU当時、軍用銃の開発に関しては日本よりも消極的だったのではないでしょうか?
ここで「頑固なイギリス人」などと言ったらベタ過ぎですかね?でも言いたい!

実際、このウェブリー(含・エンフィールド)は、第1次世界大戦以前のデザインで、日本における
二六年式リボルバーあたりに相当します。(これは言い過ぎか?)まあ、やっぱお国柄ですか?
とは言え、1900年はじめ頃には、反動利用の自動式リボルバーや、ナンブ式もビックリの(笑)
スゴイ格好&システムの.455自動拳銃を造ったりと、結構イケイケな部分もありましたが・・・・

ともあれ、イギリスの銃器産業の歴史は古く、J・パーディ、H&H、バゥズウェル、etc・・・・・
ロンドン・ガンなどと称される超高級銃の本場はイギリスです。そしてそんな老舗の銘柄の中に
このウェブリー&スコットも含まれるのです。頑固の背景には立派な歴史があった訳ですね。

型が古臭いと言う点を除いて考えれば、この銃は大変良く出来ています。下手な自動拳銃よりも
手が込んでいますし、確実な作動、堅牢性、等は自動拳銃よりも勝っています。さすがに現代では
通用しませんが、(個人的には十分イケルと思うのだが)当時としては立派な軍用拳銃だったと
思います。

ウェブリー・リボルバーと言えば.455口径が有名ですが、この銃は38S&Wを使用します。
(38スペシャルでは無い) WWU当時、イギリスはナチスドイツの返り討ちで、ダンケルクより
撤退した際、多数の武器を損失してしまい、その為アメリカから大量の武器弾薬をかき集めたの
です。余談ですが、その中には38スペシャルを使用するS&Wリボルバーもありました。200gr
(グレイン)の鉛弾仕様で、38/200と呼ばれています。(訂正:38スペシャル→38S&W)
写真のマークWもWWUで緊急生産された限定版なのです。455版はそれなりに強力ですが
38S&Wでは非力感は否めません。しかし、WWU当時は、サイドアームである拳銃に与え
られる役割は各国によって異なり、攻撃性を重視するか、携帯性を重視するかによって、銃の
キャラクターは大きく異なります。例えば、M1911A1と、ベレッタM1934・・・どちらも優れた
軍用拳銃ですが、両者の性格と、それに伴うサイズは全く異なります。ウェーブリー・マークWを
後者に位置づければ、威力不足は然程問題では無いかもしれません(銃は結構デカイけどw)。


追記
写真のウェブリーと似た銃で、エンフィールドbQマーク1と言うのがありますが(日本ではコレ
の方が有名か?)、両者は別の銃なので分けて考えて下さい。この辺の経緯は長くなるので
省きますが、私的にはエンフィールドbQマークはウェブリーマークWのコピーと考えています。
元祖はウェブリーなのです(私見)。また、写真のマークWはWWUのみ生産と書きましたが、
写真と少々異なるマークWは、戦前も生産されました。グリップ付け根のデザインが、少し違い
ます。本来ならば、これがbQリボルバーとなる筈だったんですよ(私見2w)。
イギリスのトップ・ブレイクと言えば、エンフィールドでは無く、ウェブリーなのです(私見3ww)!






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