ダビッドさん記録

長い間バラバラだった愛車「ダビッドさん」ですが、日記やブログもどきで修理の進行を記すうちに、
「纏めて取り上げて欲しい」と言うリクエストがあったので開設しました。ただ、当初はサイトのネタに
するつもりじゃ無かったので【レストア記録】と言うほどキチンとした形ではありません。カメラが傍に
あった時に写真を撮った程度です。こんな事なら最初から記録写真を撮っておけば良かったです。
まあ、暇つぶし程度に御覧ください。何か参考になる記述でもあれば幸い。最近は日本ではハーレ
ーブームと言う事で、以前に帰国した際はハーレーだらけで驚きました。小柄な女の人も乗ってい
るのでビックリしましたが、弟のTC88に乗って納得!クラッチは夢の様に軽いし、シフトのフィール
も日本車みたい!振動も軽やか!故障も少ない!これは売れますよね〜

・・・とは言え、やはり私にはショベル・ヘッドが一番しっくりきます。子供の頃の記憶があるので、
「ハーレー」と言えば「ショベル」です。パンやナックルでもないんですよ。旧車は好きですけどね。
従って私的にショベルは旧車じゃありません。パンでやっと「古いかな?」くらい。エボが最新型で
TC88は未来。







何でハーレー?

定番の質問ですよね。つーか、日本車乗りがハーレー乗りに喧嘩を売るときの始まりの台詞です。
喧嘩はイケマセン!仲良くしましょう。私は日本車も好きです。ドイツ車が嫌いなだけです(汗)。
さて、それは冗談ですが(少し本当)、ハーレーが素晴らしいのは部品が何時でも容易に調達でき
る点ですね。これに尽きます。ショベルのパーツなんか当たり前!パンやナックルでも、大抵の物
は普通に売られています。純正は少ないですが、信頼できるアフター・マーケットやパフォーマンス
・ブランドから発売されています。日本車は(本国でさえ)20年も経つと苦労しますからね。

もう一つは(お決まりの理由ですが)エンジンの形式ですね。今時、空冷OHVなんて耕運機しか
採用してません。こう言うと、「古いだけじゃん」と思うかもしれませんが、スモッグや騒音規制が
ウルサイ今の御時世に、この半世紀前のシステムを貫くのは大変だと思います。そんなものは
貫かずに、さっさと水冷OHCにでもすれば簡単でしょう。しかしそれでは支持者が納得しない!
この辺が気の毒なHD社ですね。既にTC88では触媒にインジェクション、まるで日本製のような
クオリティのエンジン(え?そうなの?)、果てはバランサー搭載、カムが2本・・・。土俵際ギリギリ
まで追い詰められている感じ?最後の砦は・・・【挟み角45度Vツイン】【空冷】【OHV】この辺?
21世紀!行けるトコまで頑張って下さい。

脱線しましたが、つまり、イジって遊んだり、イジリ倒したり、イジリ壊したり、イジらずに修理し続け
て孫の代まで残したりと、そーゆー点でハーレーは一番楽しい。一粒で何度もおいしい。事故と
盗難さえ無ければ、買った値段で売れる(米国では)!

欠点
値段が高い(売る時も高いが)
自損や盗難の保険が高い(私は対人対物だけ加入)
削岩機の様な振動(最近のは適度で良い)
握力計の様な重さのクラッチ(最近のは超軽い)
酷いメカノイズ(軽減は可能。最近のは静か)
故障が多い(最近のは少ない)
移動の道具としては未完成(最近のは−略−)

はい、すいません。つまんない事ゴチャゴチャ書かずに先に進みましょう・・・







プロローグ

↑だっせ〜!
まあ、好みは人それぞれですが、予算を考慮して大幅に妥協した結果、こんなのしか買えませんでした。
値段は恥ずかしいから秘密です。とは言え、決して安くはありませんよ。米国では文字通り「腐ってもハー
レー」なので、部品取りが如き不動車でも5千ドルは言われます。(←ビッグ・ツイン系の場合。スポーツ
スター系はもう少し安く買える)

と言う訳でコレを買って乗って帰りました。この時点でストローカーとボア上げで96cu、S&Sのデュアル
プラグ・ヘッド、カスタム・オイルタンクなどが付いており、怪しさ満点です。唯一の救いはタイトルがHD
オリジナルと言う点。車体形式番号は7E、つまりFLH‐S!希少車ですね。原形は留めていませんが↑
クランク・ケースやミッション・ケースはマッチング・ナンバーです。言い忘れましたが77年式。バリバリの
AMF時代のハーレーです。確かにAMF時代に品質低下があったのは事実でしょう。しかしAMFを悪く
言うのは間違いです。買収されなければハーレー・ダビッドソンに70年代は訪れなった訳ですからね。
鬼の様なコストダウンでユーザーは苦しみ、しかしなお見捨てずにハーレーを支持し続け、それによって
再び独立、EVOが生まれ信頼性向上。新規ハーレー・ユーザーはそれに肖れる!AMFを悪く言っては
いけない!ありがとうAMF!そしてそれに耐えたユーザー達!くらいの心掛けでいて下さい。






速バラシ!(笑

嘘や冗談じゃあなく、乗って帰ったその日にバラバラにしました。フリーウェイを65マイル/時で50マイルくらい
走って帰ったのですが、タペット・ノイズ、カムギア・ノイズ、その他諸々ノイズ、ハンドルブレ、フロント・フォーク
から異音、リア・ブレーキが全く利かず、フロントも辛うじて引き摺る程度、超怖eeeeeee!ファッキンAMF!

一緒に同行してくれた友人に「どう?調子は?」と訊かれましたが、適当にお茶を濁して全バラ開始です。

前オーナーがボルトをバカ力で締めまくったらしく、頭が尽くナメています。スレッドが崩れているよりは
マシですけどね。正直、憂鬱になってきました。もしも時間を戻す事が出来たなら、買う前に巻き戻して
いたでしょう。

とにかく素人修理の見本のような有様で、開ける度に脱力します。「ハーレーはイジリ壊されるのが大半」と
よく言われますが、確かにその通りかもしれません。ヘッド・ボルトの頭もズリズリで滝汗でしたが、なんとか
全て緩んでくれたのが救いでした・・・

シリンダー・ベース・ナットもヤバイ!ここは普通、メガネレンチやソケットが入りますが、この車はビックボア・
シリンダーが入っているので、スパナしか入りません!しかもボルトの頭は半ナメ状態!バーナーで暖め
ながら何とか外しました。もう一つ小規模厄介だったのが、後ろのシリンダー・ヘッド。ボアアップ+嵩上げ
シリンダーなので、フレームに当って外れません。仕方なくエンジン・マウントを外してズラしました。今回は
エンジンを降ろすつもりなので問題ありませんが、今後ヘッド・ジョブだけ行う時の事を考えると要改良です。







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完成写真&走行動画

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