はい。こんな感じです。

要するに、スライドやボルトが後退する時点で、ボア・プレッシャーがその後退に加担しているのが
ブローバック。ボア・プレッシャーが抜けてしまった後に、リコイルだけで動くのが閉鎖機構を有する
ブローバック以外のシステムです。圧力で押し出されるのと、ブレットを前進させた反作用とは別に
考えなければ混乱します。「圧力でバックするのと、リコイルでバックするのは別」と言う事です。
火薬を使わずに、腔圧が発生しない物(スリング・ショットやボウガンなど)でも、反動はあるでしょ?
リコイルとはつまりソレの事で、ボア・プレッシャー(腔圧)とはバレル内の燃焼圧力です。

余談ですが、上のブローバックの図では、バレルはボア・プレッシャーによってブレットと同じ方向に
押されて(前進しようとして)います。バレルはフレームに固定されているので、前に飛んでは行きま
せんけどね。スライドをフレームに固定し、バレルが前にスライドする逆の構造にすれば、ボア・プレ
ッシャーによってバレルが前進する訳です。所謂【ブロー・フォワード】ですね。これはロッキングを
持たないブロー式だから可能であり、ロッキングがあれば、図の下の様にボア・プレッシャーが高い
内はロッキングによってバレルとスライドが結合しているので、前進は不可能。ブローフォワードに
ロッキング機構はあり得ません。(ディレードは可能)

ディレード・ブローバックは、上の図だと、どっちに相当するか?
勿論、上のブローバックです。HKではローラー「ロッキング」などと称していますが、ロックではなく、
単にブレーキ(抵抗)を掛けているだけですから、上のブローバックの図と何ら変わりません。ボルト
(スライド)の動きを若干鈍らせ時間稼ぎをするだけです。ポジティブな嵌合(ロック)ではありません。
ローラーロッキング以外でも、Hピース式アクチュエーター(トンプソンM1921)も同様。

ブロウバックの場合、理論的には銃を空中に吊った状態で発射しても、内圧で反発する理屈から、
スライドが完全に後退する筈なのですが・・・実際にやってみると(空中に吊らなくても、弱くグリップ
しただけで)後退不良を起こしてしまいます。ブローバックのリコイル・スプリングは強力ですからね。
ですから、ボア・プレッシャーだけでスライドを完全に後退させている訳ではなく、あくまでもリコイル
とプラスした上での後退だと思います。(なので上のイラストでも赤斜線と青斜線を混ぜました)


纏めると
ブローバックは反動(リコイル)でスライドが後退している→△
ブローバックは反動(リコイル)だけでスライドが後退している→×
ショート・リコイルやガス・オペレーテッドはディレイド・ブローバックである→×
ロッキングが解除された後に、スライドやボルトがブローバックする→×

ブローバックはボア・プレッシャー+リコイルでスライド(ボルト)が後退している。
ショート・リコイルはリコイル・オペレーテッドの一種、ガス・オペレーテッドはガス・オペレーテッドである。
ロッキングが解除された後に、スライドやボルトがリコイル(或いは慣性)で後退する。


上手く説明し切れていない気がしますが(笑)、今の私の説明力ではこれが限界です・・・






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