各種プライマー

米国で現在発売されているプライマーは、大きく分けて(競技用、特殊大型弾薬など除き)
以下になります。

ラージ・ライフル・プライマー(スタンダード用)
ラージ・ライフル・プライマー(マグナム用)
スモール・ライフル・プライマー(スタンダード用)
スモール・ライフル・プライマー(マグナム用)

ラージ・ピストル・プライマー(スタンダード用)
ラージ・ピストル・プライマー(マグナム用)
スモール・ピストル・プライマー(スタンダード用)
スモール・ピストル・プライマー(マグナム用)

ショットシェル・プライマー(スタンダード用)
ショットシェル・プライマー(マグナム用)

ラージとスモールは弾薬サイズによって異なり、これは各々にしか使えませんが、ライフル用、
ピストル用、マグナム用、スタンダード用と言った仕様は、使う側の都合で混用したりします。
例えば、私がIPSC競技用にリロードした38スーパーではプレッシャーが高過ぎ、ピストル用の
マグナム・プライマーでも穴が開く場合があるのです。そこでライフル・プライマーを用いて解決
しました。ライフル用は高い圧力に耐えるようにカップの強度が余計にあるのです。但し、発火
には強い打撃力が必要となるのでメインスプリングを弱くする類のチューンは出来なくなります。
余談ですが、逆にカップが一番柔らかいのはフェデラル製のスタンダード・プライマーです。私の
S&W M625はメイン・スプリングを極限まで弱くして、トリガーを軽くしてありますから、フェデ
ラル製以外では不発します。

また、マグナム弾薬にスタンダード仕様のプライマーを組み合わせると、遅発の確立が上がる
と言われています(*)。大量の遅燃性パウダーを着火させるには、火力の強いマグナム用が
必要と言う事です。逆に、スタンダード弾薬にマグナム・プライマーを組み合せると、初速が少し
上がる場合があります(ほんの少しだが)。まあ、この辺は自己責任にて試行錯誤して下さい。
*逆の説もあります。少なくともマグナム用の火力が強いのは事実。


ちなみに・・・
博識な方に言わせると、ピストルとは自動拳銃のみを指すそうですが、では世界の何所かに
【ラージ・リボルバー・プライマー】や【スモール・リボルバー・プライマー】が売っているのでしょうね。
この辺では見た事が無いので(笑)、私は上のピストル用で代用していますが・・・








ラージ・プライマーとスモール・プライマー
そしてショットシェル・プライマー

言うまでも無く全てボクサー・タイプです。共産国の弾薬はベルダン・タイプが多いですが、
リロードは基本的に出来ないので(不可能ではないが)、リロード用のベルダン・プライマー
と言うのも売っていません(あるかもしれないが、一般には見かけない)。また、ベルダン・
プライマーを用いるケースに、ボクサー・プライマーを装着する事も出来ません。危険(笑)。

写真は左から、ショットシェル・プライマー(スタンダード用)/ラージ・ライフル・プライマー
(スタンダード用)/ラージ・ピストル・プライマー(スタンダード用)/スモール・ピストル・
プライマー(マグナム用)です。スモール・ライフル・プライマーは手元にありませんでしたが
ラージ同様、形状に変わりはありません。マグナム用とスタンダード用も同じ形状で、裏の
発火薬の色でしか区別が出来ません(色はメーカーによって異なる)。







ショットシェルのプライマー・ポケット

メタリック・カートリッジの場合、火炎はプライマー・ポケットから細い通り道のフラッシュ・ホールを
経てパウダーに到達しますが、ショットシェルの場合、写真の様にプライマーが直接パウダーに
接触し、着火します。当然、プライマーはプレッシャーの影響をモロに受ける訳ですが、ピストルや
ライフルでは2〜5万psi(プレッシャー・スクウェア・インチ)の腔圧が発生するのに対し、ショット・
シェルでは、どの番数(410〜12)でも概ね1万psi前後と低いので大丈夫な訳です。

何せ、2連銃身のショットガンはバレルとチャンバー部分が別部品で、互いにロウ付けで結合
されているくらいですからね。







昔は・・・

何時頃か分かりませんが(30年くらい前?)かなり古いものです。サイズは数字で表され、
ライフル用/ピストル用/マグナム用/スタンダード用などの区別がありません。現在は
製品が細分化された訳ですね。







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