コルトMkW・シリーズ80
ゴールドカップ・ナショナルマッチ


私は戦後のコルト社には、思うところが沢山あるのですが、この銃は借り物なので、あまり
カドの立つ嫌な話は別の機会にします。(しない方が良いか?)

別に、このゴールド・カップが悪い銃と言う訳ではありませんからね。パイソンに並ぶコルト
拳銃の最高級です・・・、もとい、「でした」。現在はどちらも造ってません。多分これから値
段が上がると思います。シリーズ70あたりは特に。買っておけば良かったな・・・・(後で調
べたら、まだ細々と造ってはいるようです。聞いた話では、パイソンはステンレスの6インチ
限定、ゴールドカップは姿カタチが変わってしまったとの事。ふ〜ん・・・そうなの)

さて、この銃の名称である「ナショナル・マッチ」とは、米国のブルズアイ射撃競技を意味
します。M1911A1においては、延長サイトやハイ・リブを装着し、精度の高いバレル等を
ハンド・フィットさせて、マッチ用に改造したのがナショナル・マッチ・モデルで、れっきとした
ミリタリー・オリジナルも存在します。それらの仕上げはパーカーライジングで、刻印はシン
プルに N.M (ナショナル・マッチ)そしてシリアル・ナンバーが打ってあるだけです。更に
バレル、スライド、ブッシング等、主要部品にはNMの刻印も打たれます。民間での希少価
値や人気が非常に高いモデルです。

そこに着眼したかは定かでありませんが、これらNMモデルを参考に(多分?)コルト社で
仕立てたターゲット・モデルの45オートが、コルト・ゴールドカップ・ナショナルマッチです。
コルト45オートの最高峰ですね。一見、目に見える部分しか違わない様に思えますが、ト
リガー・システムやフィッティングは念が入っており、決してハッタリモデルではありません。

但し、シリアス・コンペティエターのマッチ・ガンであるかと言えば、そうではなく、あくまでも
一般のコレクターに向けた「競技に使える程の高級モデル」と言った感じと思います。(別に
コレで実際の試合に出ても悪くはないよ!ただ・・・これは後程詳しく)

最近は、キンバーやらレスベアやら、S&W・P-Cやらetc・・・マッチ・グレードのモデルが
目白押しで、コルトは完全に取り残されましたが、私はこの「ゴールドカップ」が好きですね。
何故なら「つるしカスタムの中で一番カッコイイ」から。どっちみち、実際のコンペティションに
使おうと厳選すれば、ガンスミスの造った純粋なカスタム・メイドには敵いません(キンバー
やレスベアでも)。単にコレクションの理由で選ぶならば、格好の良さや希少価値だけでも
不都合は無い筈です。

追記
ゴールド・カップでは無く、単なるコルト・ナショナルマッチと言うモデルは、戦前から存在
しました。外見はノーマルと変わりなく、銃身の精度やフィッティング、最終仕上げが大変
良いとの事です(私は実物を見た事が無い)。現在は恐ろしい値段が付くと思います。

追記2
写真のゴールドカップは、グリップが交換してあります。新品時(出荷時)はパックマイヤー
製のラバー・グリップが装着されていました。オーナーの好みで、ウォルナットのグリップに
替えてあります。これもコルト純正ではありますが、メダリオンがゴールドではなく、シルバ
ーですね。





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