九七式狙撃銃


日本に居た頃から憧れていた九七式狙撃銃ですが、銃専門のオークションでやっと入手しました。
この銃の母体となった三八式歩兵銃が、長期間に渡って大量に生産されたのに比べ、九七式狙
撃銃は、1937年から九九式小銃に移行するまでの間に、僅か2万5千丁程が生産されただけに
留まり、現在では希少なコレクターアイテムとなっています。九七式採用の直前には、幾つかの試
作モデルも存在しますが、制式に狙撃銃として名前を与えられたのは、この九七式が最初であり、
「日本初の量産狙撃銃」と言って良いと思います。

写真の個体は、名古屋工廠で製造された1万4千丁の中の一つです。程度はミントクラスで、マッ
チングナンバーですが(スコープは除く)、残念ながらマム(菊紋章)は削除されています。どこか
で述べましたが、これは当時の日本が敗戦と同時に行った加工で、これも一応「オリジナル加工」
と言えるかもしれません。少なくとも、戦後に第三者が施した物ではありませんからね。




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