九九式短小銃(初期型)


初期型の中でも、モノポットが装備された最初期?型です。現在、米国には多くの九九式が
マーケットに出ていますが、モノポットを装備した物は既にコレクターの手元にあると見えて
なかなかお目にかかれません。九九式短小銃は大きく分けて、初期、中期、末期、に分類
出来ますが、実際にはもっと細かい違いがあります。例えば先に述べた様に、初期型でも、
モノポットの有無で違ったりします。ここではそれら違いの全ては書き切れませんが・・・・・
(モノポットって何だ?次のページで説明します)

只、ひとつ言えるのは、初期と中期モデルは、末期型とは全く別物!と言う点です。
よく、九九式の評価で「粗悪銃」なる酷評を目にしますが、あれは誤りです。戦争末期の
軍用銃は、たとえ勝戦国の物であっても仕上げは悪く、またそれが当然なのです。
いわんや敗戦国ならばもっと悲惨で、ドイツのマウザーやワルサーなども、45年型?は
スゴイ出来栄え(笑)でした。(しかし、生産数が少ないので現在は希少価値大!)

戦時中の軍用銃を評価するのは、平時の現代銃のように「コレは良い銃、悪い銃」などとは
簡単には言えないのです。例えば、ワルサーP38の45年製は粗悪な造りですが、これ一つを
挙げて「P38は粗悪銃」とは言えない筈です。また、その国のその時の工業力などによっても、
評価は全く変わってきます。例え素晴らしい仕上げ&システムの銃でも、生産効率が悪く
大量生産に失敗すれば、その銃は失敗作!と言うことになります。これが軍用銃の常です。

現在では世界的にも生産設備が飛躍的に向上しましたので、あまり粗末な銃は造られない
でしょうが、しかし、基本的にこの「軍用銃=簡素」の図式は変わる事が無いと思います。

さて、のっけから脱線ですが、実は「九九式は良い銃か?粗悪銃か?」と言う質問を何度か
受けましたので・・・・。結論は、九九式は中期型までは非常に良く出来たボルトアクション
軍用ライフルですが、末期型は極悪(笑)!といったところでしょうか・・・・でも末期型は現在
コレクターの間では人気者!個性(?)が強烈ですからね・・・・・でも撃たない方が身の為!


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