競技用2ステージ・トリガー

上のタイトルで既にバレてしまいましたが、ファースト・ステージでシアーを予め動かす
ハンドガンの代表が、ブルズアイ競技用のセミオートマティックです。例えばFASとか
ユニックとか、ワルサーGSPはどうだったかな?忘れた。ですから質問にあったガバ
メントや、殆どのセミオートマティック・ハンドガンのファーストは単なる遊びです。

本来2ステージ・トリガーとは、シアーを2段階で解除する意味だと思うのですが、外見
から判断(区別)出来なので、遊びだけの2段引きも2ステージで通っている様です。

以下はその原理ですが、説明に不要な部品は省いてあります。また、図はあくまでも
原理を説明する一例であって、細部は銃によって異なります。









はい。こんなかんじ。

先に説明したディプレッサーは、トータルのプルは変えず、軽くなった錯覚を起こさせる
メカでしたが、こちらは実際に軽く出来ます。通常、トリガープルやキレを軽くし過ぎると
ボルトの閉鎖ショックなどでシアーがスリップし、ハンマーが勝手に落ちてしまいます。
しかし、↑のメカならば、エンゲージ(噛み合い)が深いので、その恐れはありません。

深く噛み合わせておいて、ファーストでその大半を、セカンドで残りの僅かを引く訳。
セカンドの重さは、セカンダリー・アジャスターにてスプリングテンションを変えることで
調節しますが、やはり調子に乗って軽くし過ぎると、プランジャーに当たってセカンドに
移行した瞬間、スリップしてしまう可能性があります。程々に・・・

このメカニズムでは、ファーストで動く噛み合わせ部分を、如何にスムーズにスライド
させるかが重要です。ちなみに、もしもファーストを絞った状態から、トリガーの力を
抜くと、シアーSPの力で、全てが元の位置に戻らなければいけません。ですから
両者(シアーとハンマー)の噛み合う部分は表面焼き入れされ、鏡の様に磨かれて
います。

更に、銃によっては噛み合いの比率も自由自在に変えられる物もあります。そんな
銃は時計の様なトリガー・メカなので、図には描けませんでした。でも理屈は一緒。

このシステムにもディプレッサー同様の、とある特性があるので、本編で説明します。





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