その他のFAQ21

@
武器庫コルト・ゴールドカップのレポートにて【ディプレッサー】の解説があったが、今ひとつ難解。文中にある

>シアにリリース(逆)テンションを掛けてハンマーを落とす準備をさせる

とは、どう言う事か?ディプレッサーが単独で作動するのか?或いはトリガーと連動して「何か?」するのか?
ディプレッサーを装備するガバメントは、コルト・ゴールドカップだけなのか?最近のクローン・モデルには無い
のか?

トリガーフィールが良くなるスグレモノならば、他の銃も採用しそうなものだが、何故マイナーなメカなのか?


A
武器庫サイミーズ・マウザーのレポートにて【2ステージ・トリガー】についての解説があったが、1stステージ
でシアーを予め動かす仕組みの物はハンドガンにも存在するのか?ガバメントなどの1stステージは単なる
遊びだったと思うが?



  答え

@・A 共に図を描きましたので、コチラにどうぞ!

先ずは@のディプレッサーについて

次はAのシアーを予め動かす、ハンドガンの2ステージ・トリガーについて(←長杉)

と言う感じです。@とAでは理屈は異なりますが、両者トリガーフィールを改善する為の手段と言えます。
さて、ではここで@の質問にあった

トリガーフィールが良くなるスグレモノならば、他の銃も採用しそうなものだが、何故マイナーなメカなのか?

この答えは上で解説した両方のメカに共通する理由からです。それは、一発毎にトリガーをファーストまで
戻さなければ、次弾を発射出来ないからです。例えば通常のガバメントなら、2発目以降はトリガーを少し
だけ戻して、遊びを殺した2段目から引けますよね?コルト・ゴールドカップや、上で解説した2ステージ・
メカを持つ競技銃の場合、それが出来ないのです。毎回トリガーを完全に戻し、そして毎回ファーストから
引く訳です。どうしてそうなのかは、図をもう一度良く見て頂けば分かると思います。
つまりこれらは、ブルズアイ競技専用のトリガーで、コンバット・シューティングや軍用には不向きなのです。

ややこしくなったので纏めますが(笑
1stステージでシアーを動かす競技用2ステージ・トリガー = 軍/コンバット用には不適
1stステージが単なる遊びの2段階(2ステージ?)・トリガー = 軍/コンバット向け
1stステージでシアーを動かす軍用ボルトアクションの2ステージ・トリガー = 軽さ云々とは無関係 また、
連射は不可(ボルトアクション)なので毎回ファーストから引く動作も問題なし。
例外としては米軍のM1やM14等。1stでシアーが動く方式だが、2発目からは2ndから引ける!これは
特有のダブル・フック式を用いている為。

追記
言い忘れましたが、同じブルズアイ競技でもラピッドファイア・ピストルには、シアーを予め動かす2ステージ
・トリガーは、上で述べたのと同じ理由で向きませんね。2発目からはセカンドだけ戻して連射しますから。
採用例でFASやユニックと書きましたが、RFPモデルは除きます。採用されているのは、スタンダード及び
スポーツ・ピストルの一部モデルです。(全てに採用されている訳ではありませんよ!)



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 その他のFAQ22

@
オートマティック・ピストルとリボルバー。ボルトアクション・ライフルとオートマティック・ライフル。同じ弾薬を
同じ重さの銃から発射した場合、これらの反動はどう異なるのか?レポートの中では「自動銃は衝撃は弱
いが姿勢が崩れ易く、そうでない物は、姿勢は崩れ難いが衝撃が強い」とあるが、ホント?
たかひろ注釈:このページの下段、「追記」あたりの記述かな?

A
ウィキペディアによると、デザートイーグルの反動が然程強くない点について「射撃時の反動が銃自体の
重さである程度吸収されることと、ブロウバックするスライド部の重量が軽いことによってブロウバック時の
衝撃が比較的小さくて済むからである」とあるが、これは私(たかひろ)の言っている事と同一なのか?




 答え

@
今まで色々な銃を撃ちましたが、ほとんど例外なく、そんな感じでした。まあ、感じ方は人それぞれなので
絶対とは言えませんけどね。「同弾薬を同重量の銃から発射した場合、オートよりリボルバーの方が連射
し易い」と言うと大抵の方は納得が行かないかも知れませんが、ダブルアクション・トリガーの不利を差し
引いても、リコイル処理でリボルバーの方が連射し易いです。(狙って当てる場合。乱射は含まず)

何故か?

オート(ライフル含む)の場合、スライドに伝わったリコイルは、リコイル・スプリングを介してフレーム(射手)
に伝わり、スライドが下がりきった時点でフレームやレシーバーに当たって衝撃を発生し、反作用方向の
リコイルが収まった後、今度はスプリングによってスライドが前進し、閉鎖位置で逆の衝撃(軽)を発します。
つまり、複雑で行程が長いのです。レポートのあちこちで書いていますが「間延びした感じ」になるのです。

ボルトアクションやリボルバーの場合、そう言った行程が無いので、「ガッ!」で終わります(2ちゃん?)。
但し、その一瞬に同じ力が濃縮されている訳ですから、衝撃は強いのです。

ここで恒例の【例え】ですが(笑
そうだなぁ・・・

向かい合った相手に、腕で「ドン!」と突かれるのがオートマティック(痛くはないが、よろける)。翻って、
同じエナジーでビンタを喰らうのが、ボルト・アクションやリボルバー(よろけないが、痛い)。

・・・違うか?(爆

また、以前のFAQでリボルバーはマズル・ジャンプし易い?的な件がありましたが、あの問題はブレットが
バレルを離れるまでの事ですから、ここで言う「リコイル」とは少し違います。リボルバーにせよ、オートに
せよ、リコイルの始まりから終わりまでには、結構多くのドラマがあります(笑)。「リコイル」と一口に言って
も、それはブレットがバレルにある初期のリコイルか?或いはブレットが飛び去った後のリコイルなのか?
過去のFAQ11では前者のリコイルについての話、ここでは後者のリコイルについての話・・・と言う事。


A
ウィキ・・・って、知らんかった(核爆)。こんな事まで載ってるんだ! ・・・ネットは凄いねェ・・・
で・・・いきなりで恐縮ですが、デザート・イーグルはブロウ・バックじゃあないよ(笑)。まあいいか。

あの拳銃はスライドが軽くはありませんよ!初めて撃った時は、先ずあのスライドのデカさにビビった・・・
ただ、衝撃がマイルドな点は、@で述べたと同じ理由からです。例えば454カスールをリボルバーで撃つ
よりも、掌にはマイルドです。しかし!やはり@と同じ理由にて、強いリコイルが間延びしまくるのが半端
ではございません。「どおーーーーーん!」って感じで、腕全体も上に持ち上がります。454カスールでも
銃口は上を向きますが「手首から先にひん曲がる」って感じですね。やはり衝撃が短時間に濃縮されて
いるからだと思います。しかし、このクラスになると、あまりにもリコイルが強すぎて違いが感じ難いかも?
私が一番実感したのは、同一の357マグナム弾を、S&WのM586(6インチ)と、クーナン(M1911に
似たステンレス・オート)から発射した時でしたね。全然違うなぁ・・・と思いました。(銃の重さも略同じ)

やや脱線しましたが、質問Aは、結果的には私の言っている事と概ね合致すると思います。(スライドの
重量〜云々と、ブロウ・バックは同意しかねるw) また、質問中にある様に、銃の重さと言うのが大きく
関係します。重い銃程、身体に感じるリコイルは軽くなります。

追記
紹介にあったウィキぺディアのページを後で良く見ると、これって閲覧者が書き込む様になっているの
ですね!?と言う事は、常に変動する訳ですか?知りませんでした。
なので、質問のURLとその記述に関しては、「当時そう言う話があった」と言う事でひとつ・・・


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 その他のFAQ23

リボルバーやオートマティックのハンマー回転力は、回転角度(コッキング状態)によって、どの様に変化
するのか? メイン・スプリングが圧縮されるのと同時に、回転力も比例して強くなるのか?



 答え

いいえ。回転ハンマー式の場合、必ずしも比例しません。スプリングの圧縮圧力は縮む毎に増えますが、
しかし、ハンマーの回転力に変換する際、「支点・力点・作用点」と言った力関係を経由しますので、その
設定でどうにでもなります。極端な話、コックするにしたがって軽くなる設定も可能です(武器庫のコルト
M1917がそうです)。また、コルト・ゴールドカップではハンマー・ストラットのピン位置を変え、同じ様に
シアに引っ掛かる付近でのテンションを軽減し、トリガー・プルを軽くしてあります。


分り易く図と写真で説明します。



ちなみに回転力に変換しないストライカー式では、この理屈は当て嵌まりません。ストライカー以外でも
例えばオープンボルトSMGのボルトコッキングや、自動銃のスライドやボルト操作(手で後退させる時)
も、バネの圧縮と同時に操作も重くなります。




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 その他のFAQ24

リムレス・カートリッジとリムド・カートリッジの違いは分かるが、セミリムド・カートリッジと言うのは、どの
程度のリムが出ているのか?一見すると、リムなど出ていない気がするが?

このサイトに「38スーパーはセミリムド」と言う記述があったが、それは+Pとなった現在も同じなのか?
+P以降は改良されてリムレスとなったのでは?








 答え

これは写真で見れば一目瞭然なので、コチラへどうぞ

コチラ

ってな感じです。



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 その他のFAQ25

●リロード用のプライマー(ボクサー・タイプ)にはマグナム用などの種類があるが、混用はマズイのか?

●どんな種類のボクサー・プライマーがあるのか?ラージとスモールで火力は異なるのか?

●ショットシェルは、ライフルやピストルと共通のプライマーなのか?違うならどんな物なのか?






 答え

●組み合わせ方によってマズイ場合もあるし、意図的に異なった組み合わせにする事もあります。

●種類は以下に詳しく・・・。スモールとラージでは火力は殆ど同じで、両者にマグナムとスタンダード用が
あり、それらは異なります。

●違います。これも以下に詳しく・・・


これが噂の↓
  以下





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 その他のFAQ26

ブローバックとそれ以外の原理の違いが分からない。このサイトでも、それに関する記述が幾つかあるが
やはり分からない。ロック機構の有無は理解できるが、それ以外にも違いがあるのか?

ストレート・ブローバックは、ロッキング機構の無いスライドが反動で後退する事ではないのか?

とあるサイトにて、「ブローバックとは、ケースヘッドに掛かる圧力を利用してスライドを後退させる」とあり、
私(たかひろ)がそれに賛成していたが、「ケースヘッドに掛かる圧力・・・」って何?

ブローバックとは、マズル・ブラストによるジェット作用にてスライドを後退させているのではないか?


 答え

>ロック機構の有無は理解できるが、それ以外にも違いがあるのか?
あります。でも結果的にそれ程大きな違いでもないかな?最終的には皆、スライド(ボルト)が後退する
のですからね。しかし、根本的には異なる事です(謎)。この辺の微妙さが、誤解を生む原因かも?

>ストレート・ブローバックは、ロッキング機構の無いスライドが反動で後退する事ではないのか?
途中までは正しいです。真ん中辺から少し違う・・・というか足りない。

>「ケースヘッドに掛かる圧力・・・」って何?
ボア・プレッシャーです。日本語だと腔圧(こうあつ)ですね。

>ジェット作用
それは何用語?ジェットは兎も角、マズル・ブラスト自体は直接関係はありません。ボア・プレッシャーの
最終的な形ではありますけどね。マズル・ブラストが出る前に、ボア・プレッシャーはスライドにその力を
伝えています。ブレットがボアにあってこその「ボア・プレッシャー(腔圧)」ですからね。




今回のFAQも言葉では説明し難いので、図にしてみました。重くなったのでコチラへどうぞ・・・
っと、その前に、

>このサイトでも、それに関する記述が幾つかあるが
一応、先にリンクしておきます。未見の方は先ずコチラへ・・・

過去の雑記等 雑記  その他FAQ17  その他FAQ18

今回のコチラ(別ウィンドウではないので、戻るボタンかブラウザのバックで)


説明するのは難しいです。本などの見出しで良く見かける台詞に「初心者にも優しく、分かり易い解説」
などとありますが、初心者に分かり易く説明するのこそ、最も高等な知識と伝える技術が必要ですよね。
自分が初心者だから、同じ初心者相手なら上手に説明できるのでは?とんでもない!上級者が初心
者に説明するのも難しい。知識があるのと伝えるのが上手なのとは全く別ですね。私も自分の知識の
未熟さ以上に、その点は最近痛感しております。

今になって、学校の先生や各種のインストラクターなどが、どんなに大変な職業なのかを垣間見た気が
しますよ・・・何事に於いても同じですが、見るとやるとじゃあ大違いです!

・・・最近、少し弱気なたかひろです(心の癒しが必要)。歳かなァ・・・
アンチの皆様!叩くなら今がチャンス!口汚く罵って踵で踏みにじって!料金前払いで・・・(←クラブ?)


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 その他のFAQ27

拳銃やライフルのオープン・サイトは、フロント・サイトにピントを合わせるのが正しいのか?そうだとして
ピープ・サイトでもそれは同様なのか?

スコープでは何所にピントを合わせるのか?

ダット・サイトでは何所にピントを合わせるのか?

ショットガンにはリア・サイトが無い物が多いが、この場合もフロント・サイトにピントを合わせるのか?





 答え

ピープ・サイトでもオープン・サイトでも(これらをアイアン・サイトと言う)、それが拳銃でもライフルでも、
基本は皆フロント・サイトにピントを合わせます。フロント・サイトをしっかり見、ボケたリア・サイトと共に
見出し(サイト・ピクチャー)を作り、そして大きくボケた標的の中心を狙います。例外は、至近距離での
コンバット・シューティングなどで、これは標的(敵)をしっかり見て、見出しは手首の感覚等もプラスして
必要最小限を短時間(コンマ数秒)の内に決めます。あくまでも例外で、訓練を積まないと出来ません。


>スコープでは何所にピントを合わせるのか?
これは例外なく、レティクルです。レティクルにピントを合わせて、ターゲットがどの程度シャープに映る
かは、射距離やスコープの仕様によっても異なります。また、視差(パララックス)に注意が必要です。
これはレティクルが正確にターゲットを捉えていても、頭を傾けたり動かしたりすると、実際の着弾点が
ズレてしまう現象です。アイアン・サイトで言うところの「見出し」に相当する部分でしょう。現象としては、
レンズの視界外側からボヤけた影が出現し、視界が楕円になった感じになります。レティクルばかりに
集中し、気をとられていると陥り易いです。これを補正するアジャスター付きのスコープもあるのですが
(或いは一定距離でのみ解消されている物など)、基本はストックへの一定した頬付けで解決します。


>ダット・サイトでは何所にピントを合わせるのか?
これは、この辺の記述を参考に。ピントはターゲットに合わせ、光って目立つダットを標的に重ねれば、
見出しやパララックスなど、ものともせずに当ってくれます。IPSCなどで皆が使うのは、その点で断然
有利だからです(故障のリスクが伴うが)。但し、長距離で精密射撃をするなら、ダットはレンズ中心に
置くのが基本だと思います。ピントはターゲットで問題なし。


>ショットガンにはリア・サイトが無い物が多いが、この場合もフロント・サイトにピントを合わせるのか?
違います。ライフル同様のフロント&リア・サイトを備えたスラッグ・ガンなどを除き、ショットガンは標的に
ピントを合わせ、バード・ハンティングやクレー射撃などの移動標的の場合は、ボヤけたフロント・ビード
(リブの先端にある球状の部品)を視界に入れながら、銃をスイングさせリードを確保して(*)撃ちます。
上手く説明するのが難しいですが、先ず鳥や皿を目で追い、瞬間的に銃を標的の移動方向に振りつつ
構え、ボケたフロント・ビードが目標と重なった時点で、スイングを止めずに撃ちます。これには方法が
何通りかあり、射手のスタイルによって異なりますが、標的にピントを合わせるのは皆同じ(基本)です。

(*):リードとは標的の移動を計算に入れて、その先を撃つ事です。一般に言われるのは、航空機を
機関銃で撃つ場合などのアレ(ゲームでもお馴染み?)です。しかし、この点は私は意見を異にします。
スキート射撃に関してのみ言えば、リードは不要。スイングを止めさえしなければ、クレーを狙って撃て
ば当たります。リード不足と勘違いされているのは、実は引き止り(撃った瞬間、振りが止まる)による
ものと確信しています。トラップはそれなりに遠くで割るので、リードが必要な場合もあると思いますが、
早期にクレーを割る射手なら、スキート同様、リードは要らないと思う。
・・・この辺は収拾がつかなくなりそうなので(質問とも関係ないし)、別の機会に。

あ、脱線して肝心な事を忘れた。ショットガンはリア・サイトがありませんが(ミッド・ビードはリア・サイト
とは意味が違う。無くても困らない)、リア・サイトの代わりとなるのがストックへの一定した頬付けです。
この辺はスコープでのライフル射撃や、ピストルでの至近距離コンバット・シューティングに於ける手首
感覚と同じですが、クレー射撃やバード・ハンティングでは特に重要な点ですね。どんなにスイングが
上手く行っても、頬付けが駄目だと必ず上下に外れてしまいます。

追記
ミッド・ビードとは中間照星の事です。リブの真ん中あたりにあるポッチで、フロントと共に見る事で銃を
構えた時の銃軸線の状態を判断するものです。これを使って照準する訳ではありません(出来ない事
はないけど)。これと異なり、フロント・ビードは照準する際に視界に入れて、スイングの方向や速度を
判断します。従ってフロントは必要ですが、ミッドは無くても良い訳です。ちなみに、ミッド・ビードが無く
ても、照準した際のリブの見え方(幅のパースの付き方、どの程度先まで見えるか?など)で、銃軸が
同じ様に判断できます。ミッド・ビードが無い銃では、そのようにして自分のフォームに銃が合っている
か?頬付けが正しい状態にあるか?などを確かめます。



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 その他のFAQ28

@ リコイル(リアクション:反作用)とは何時、発生しているのか?何時、最大となるのか?

A マズルブラストはリコイルにプラス作用(影響)するのか?
  コンプが作用するのは、マズルブラストの発生するリコイルをカットするからですよね?

B サイレンサーの構造はコンプに似ているが、リコイル軽減の効果はあるのか?

C 完璧なコンプが存在したと仮定して、その場合、銃が前方に引っ張られる程の効果になり得るか?



*たかひろ注釈
同様の質問を沢山頂いたのですが、要点を纏めると以上↑かな?
私からのお願いなのですが、こう言った疑問に何か元ネタ(?)的なハプニング(笑)があったのでしたら
それもお教え頂けると助かります。一時に集中するのは、大抵何かあるんですよね〜(笑)、後で知って
焦る事が少なくありません。また、どんなケースにしろ、ここで私が述べるのはあくまでも私の回答です。
間違っている事があるかも知れませんし、それに対して「責任を取る」事も出来ません。女の子とのハプ
ニングで出来た場合はちゃんと責任をとります。つーか、そう言う事態に一度は陥ってみたいです。誰か
候補者居ませんか?居ませんね。じゃあいいです。



 答え

長いので順に行きます・・・

>@A
ブレットの加速は全てボア内で行われます。ロケット弾でもない限り、マズルを抜けた後に増速する事は
無いので、つまりブレットが最大のエネルギーを得るのはボアを進行している時と言う事になります。4イ
ンチバレルよりも6インチ、それよりも8インチの方が弾速が速くなる
のはその為です。これを逆に考えれ
ば、リコイルが最大となるのも、ブレットがボアにある内と言う事になります。私が考える「最大反作用発
生時」とは、「ブレットが最高速度に達した瞬間」となります。つまり、ブレットがマズルを離れる以前。従っ
て、マズルブラストは初速の増加にもリコイルの増加にも一切関係ありません(これについては追って)。
さて、ここまで読んで、既に目を吊り上げて反論準備が完了した方も居られると思います。

第一に、「リコイルが最大になるのはブレットが飛び去った後ではないか!?」

銃の動き(マズルジャンプ)としては確かにそうです。高速写真を見ても、ブレットが飛び去った後に銃は
上に跳ね上がります。しかし良く考えて下さい。必ずしも最大エネルギーを受けた瞬間に、最大の最終
値に至るとは限りません。むしろ、そうならない為に、銃はブレットの何倍もの重さで出来ているのです。
仮に、銃がブレットと同じ質量・重量だったならば、無反動砲と同じ理屈で、ブレットのエネルギーは半分
になり、半分の反作用で射手に穴が開くでしょう。銃がブレットと同じ勢いで後退(反作用)してはマズイ
のです。だから同じ力を同時に受けても(バレル内で)、ブレットは一瞬で飛び去り、銃はゆっくりと後退
するのです。ブレットが前進を始めた瞬間にリコイルは少しづつ開始し、エネルギーが最大となった後も、
ゆっくりと後退(ブレットと対比して)するのです。纏めると・・・

「最大リコイルが発生するのはブレットが最高速度に達した瞬間(←この表記「ブレットの加速度が最大
に達した瞬間」に変更します。詳しくは終わりに追記)。それが銃に作用し、実際にマズルが頂点を向く
のは、その(発生の)遥か後」 と言うのが私の考えです。ブレットに与えられた「作用」とは、的に当って
砕け散る、或いは力尽きて地面に落ちるまでですが、銃に与えられた「反作用」は銃口が跳ね上がった
時点で終わってしまう
のですから、時間差があって当然と言えます。

図にすると、こんな感じ↓かな?



上のイラスト、Aの段階で「作用・反作用共に最大エネルギー発生!」となる筈です。ブレットは進み、
銃もほんの少し後退します。フリンチ、ジャークの常習者はこの時点で的から逸れます。

B以降は作用・反作用、共に与えられたエネルギーの慣性で動きます。軽いブレットは一瞬の内に、
重い銃はゆっくりと動きます。ここで発生するマズルブラストは、ガス圧の最終的な「作用」となります。
これも「反作用になる」と言うなら、ガス圧は仕事(作用)をしない事になります。

Cこの時点では、銃はもう少し跳ねているかな?銃、弾薬、射手によっても異なります。

D皆さんが「最大のリコイル」と言うのはこの時点の事と思います。実際にはAで発生した反作用が
仕事を終えた時点と言う事になります。恐らく、この時ブレットは未だ作用中(?)の筈です。














−休憩−
(最近疲れ易い・・・)



第2に、「マズルブラストがリコイルに関与しないのなら、コンペンセイターは何故働くか?」

言葉遊びをする訳では無いのですが、腔圧が移動する反作用と、それが開放された瞬間のマズルブラス
トは分けて考えないと混乱します。リコイルとは、ブレットとパウダーが加速する反作用です。パウダーは
発火と同時にガスに変換され、ブレット同様、作用・反作用をもたらします。そしてそれ(作用・反作用)が
最大になるのは、ブレット同様、腔圧がピークに達した瞬間、つまりバレル内部にある内です。そしてこれ
が、そのままマズルから抜ければ、ガス圧は作用と反作用を無事に達成(?)する事になります。つまり、
マズルブラストとは、腔圧にとっての「作用」なのです。ブレットで言うところの「着弾」と同じ。反作用とは
なり得ません。
(上のイラストとキャプション参考)

ではここで!

唐突ですが、こんな実験を想像してみて下さい。もしも、マズルから離れたブレットとガスを完璧にストップ
させる(無理は承知。あくまで仮定)トラップが、マズルの前方に付属していたとしたら・・・

つまりこんな↓感じ


どうですか?ブレットとガス圧はバレル内で作用・反作用が最大エネルギーに達し、共にその方向に動き
出したとしても、次の瞬間、自分自身(銃自体)の壁にブチ当って相殺されてしまいます。つまりブレットは
飛ばず、ガスも飛ばず、作用も反作用もゼロとなります(理論上)。これは水撒きホースや高圧エアホース
で簡単に実験できますよ。ホース先端に壁を設け、それをホース自体に固定し、バルブを一気に開放して
水や高圧エアを壁に当てると、ホースは前進も後退もしません。

ではここで、この壁にブレットが通過するだけの穴を開け、ブレットだけが通過し、ガスは止めたとします。
すると、ブレットの反作用のみが銃に影響し、ガスの作用・反作用は相殺される事になります。

この理屈を応用したのがリストラクション式(チャンバー式)のコンペンセーターです。マズルブラストがリコ
イルに関与しているのではなく、一旦リコイルにプラスした腔圧を、マズルブラストの段階でストップさせて、
ガス圧の作用・反作用を相殺させるのです。とは言え、現実にはガスを100%止める事は出来ません。
また、噴出し口の方向によって、意図的に銃口を振る作用も与えられます。しかし、その場合は純粋な反
作用カットの効率は、更に低下するでしょう。話がダレますが・・・コンプの効果にて「リコイル50〜70%
減!」などと謳っているのは眉唾です。そんなのが本当にあれば買います(笑)。私、ラピッド射撃時代に
散々リコイルで苦労しまして、略100%マズルブラストをカットするバレルも造りましたが(コレw)、結局
リコイルは半分にも減りませんでしたね。・・・まあ、大量の火薬(ガス)にて、軽量のブレットを飛ばせば、
比較的効果は上がると思います。アンリミテッドのIPSC競技では常套手段ですね。

更に横道に逸れますが(笑)、以前、リコイルを算出する計算式(フリー・リコイル)を引用した上で、「ガス
圧のリコイルはこんなにも(物によっては50%近く)あるのだ!」と、力説されたのですが、そう言った
計算式がどれ程の信憑性があるかハッキリするまで、私は信用しません。参考程度です。実際に撃った
人大勢に「どっちがどのくらい反動強かった?」と尋ねた方が私にとっては余程参考になります。



>Bサイレンサーを付けると、リコイルは減るのか?
実際にサイレンサーを付けて撃った事が無いので、何とも言えません。恐らくチャンバー式のコンペンセ
イターと同じ理屈でガス圧分のリコイルは減ると思います。しかし、サイレンサーはかなり重いので、それ
によってもリコイルは軽減される筈。実際のガス・リストラクション効果によるリコイル軽減のみを抽出し、
サイレンサー無しと比較するのは難しいと思います。(つまり、只の重い筒を付けただけでも、リコイルは
軽く感じてしまうと言う事)

チャンバー式コンペンセイターとサイレンサーが大きく異なるのは、エキゾースト・ポートが無い点ですね。
ガスの作用(前方に噴出する量)を封印するだけの密封チャンバーを造るとなると、かなり長く大きい物に
なる気がします。実際には全てのガス圧はキャッチされておらず、幾分は前に抜ける気がしますが・・・?
副作用的にリコイル軽減の効果はありそうな気がします。


>C完璧なコンプがあったとして、銃が前方に「引っ張られる」事は有り得るのか?
これは有り得ません。ガス圧どころか、ブレットを止めたところで、プラスマイナスはゼロです。銃は前にも
後ろにも動かない筈(振動くらいはするだろうけど)。これは先に説明したとおり。私が体感するブレットの
反作用とガス圧の反作用は7:3くらいです。完全にガスをカットしても、3割程度しかリコイルは緩和され
ません(あくまでも私の体感値w)。出来の悪いコンプなら1割にも満たないでしょう。

これとは別に、「コンプの効果がてきめんで、マズルが下に動く!」これは実際にあります!質問はこの
話の事を言っているのかな?つまり、銃が後退する反作用は抑えずに、マズルブラストを全て斜め45度
くらい上方に効果的に噴出させ、尚且つ、弾薬のパウダー量&腔圧が凄まじく、それで超軽量弾を飛ば
した場合に、マズルが下を向くほどの効果となります。しかし、銃が後退しない訳ではありません。この辺
誤解し易いかも?マズルジャンプせずに、真後ろへのリコイルに変換されると言うことですね。高度なIP
SCシューターは、真後ろへのリコイル対処技術は完璧なので、銃の仕様はリコイルを抑えるよりもジャン
プを抑える方向に持って行くのが得策なのでしょう。くどいですが、両方を同じだけ抑える事は無理。
追記
「マズルが下がる程の・・・」これはグリップ位置など、銃のデザインも重要です。色々な条件が揃った上
での効果と言う事。

さて、反論・ツッコミは多々おありでしょうが(笑)、物理が苦手な高卒自衛隊崩れなので勘弁して下さい。
てゆかね、高卒自衛隊崩れでもここまで理解できるのですから(合否は兎も角)、名のある大学を卒業
された貴兄は、こんな問題は一発回答してくれなきゃあ日本の未来は暗いッスよ。ホリエモンみたいの
ばっかじゃウンザリします。嫌・・・好きですけどねホリエモン。友達になれそうな気がする・・・

追記
名のある大学を卒業された方より御指摘頂きました!って冗談は抜きで、専門家の方よりメールがあり
@の回答中、「『最高速度に達した瞬間』ではなく、『加速度が最大に達した瞬間』ではないでしょうか」
と言う事で、そのとおりなので変更しました。言葉を知らないもので・・・すみません。「加」を足して「最高
速度に達した瞬間」にすればOKだったか?(悪あがき)

で、この加速度が最大になった瞬間と、最高速度に達する瞬間には若干の時間差があるそうで、実際
には加速度が最大になった直後に最大速度に達するとの事です。いずれにしても、バレル内部での話
ですが、しかし例外的に極端に短いバレルなどで発射した場合・・・(許可を頂いたので転載します↓)

>加速度がゼロになっていれば、もう速度は上がりませんし、加速度がマイナスになっていれば速度は
>減って いきます。 ただ、バレルが極端に短い銃、または装薬が極端に多い銃で、ブレットがマズルを
>離れた瞬間に、まだ大きな加速度が残っていたとすると、マズルを離れた後でも、ほんの僅かな時間
>は速度は上昇しているかも知れ ません。とはいえ、空気の抗力で直ちに減速を始めますし、この分は
>無視していいくらいのものだと思います。

詳しい解説ありがとうございました!

確かに燃焼途中(圧力上昇中)に離脱するタイプの銃と弾種なら、そう言った事になると私も思います。
最近、2インチのS&W−M327で357マグナムをテストしましたが、未燃焼パウダーが多目で、初速
は4インチバレルよりも200fps減くらいでした。これあたりは離脱後も一瞬加速を続けていそうな感じ。
但し!これはマズルブラストがブレットを再加速させる・・・などと言う意味ではありませんよ。基本的に
「ブレットの加速はボア内で行われる」と言う点や、「加速度が最大になる時=反作用が最大になる時」
などは今回御意見くださった方の賛同も頂戴しております。私個人としては「マズルブラストがブレットを
再加速させる」とか、「マズルブラストがリコイルの原因である」などと言う意見には、やはりちょっと
賛成できませんね。




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 その他のFAQ29

弾薬などの数字の読み方で、30−06は「サーティ・オーシックス」、38は「サーティ・エイト」この辺は
分かるが、380とか308は何て読むか?「サーティエイト・オー?サーティ・エイト??」

500S&Wマグナムは米国では何と呼ぶ(読む)か?ファイブハンドレット〜?ファイブ・オー・オー〜?
フィフティ・オー〜?


 答え

読み方は州によって違うのかなァ?同じと思いますが、以下の回答は「私の周りでは概ね皆、こう呼ぶ」
と言う回答です。

380→スリー・エイティ 357→スリー・フィフティセブン
3桁の数字の場合、日本語にすると「さん・はちじゅう」 「さん・ごじゅうなな」みたいな呼び方になります。
これは車の排気量をキュービック・インチで表す場合も同じで、日本でも車マニアは知ってると思います。
例えばシェビー350は「スリー・フィフティ」、クライスラー440は「フォー・フォーティ」などなど・・・

308→スリー・オー・エイト
これは例外?真ん中がゼロの場合、つぎの2桁が呼べないのでバラバラに呼ぶようです。

キリ番系?では素直に「〜ハンドレッド」とか「〜タウザン」と言うみたい。500はファイブ・ハンドレッドで
ワルサーOSP2000は「ワルサー・オーエスピー・ツータウザン」

4桁の番号の場合、キリ番系の加わり方で異なります。例えばS&Wのオートだと・・・
M4596は「フォーティファイブ・ナインティシックス」 M4006だと・・・これは2通りかなァ?「フォーティ・
オーシックスか、素直にフォータウザン・シックス」 M1006は「タウザン・シックスかテン・オーシックス」
セミキリ番?の場合、例えば1200なら「トウェルブ・ハンドレッド」、2200なら「トウェンティ・ツー・ハンド
レッド」と呼びます。

どれもそうですが、人によっては一文字ずつ言ったりします。そう言えば、銃砲店のオヤジが338ラプア
を「スリー・スリー・エイト・ラプア」と言っていたし。「絶対にこう」と言う事は無いと思います。






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 その他の番外Q(?)30

映画などで、撃たれた人が吹っ飛ばされるのは演出なのか?実際はあり得ないのか?

*たかひろ注釈
この質問は私が時々行く某サイト掲示板にあったものですが、このサイトにも同じ様な質問が過去に
あったので回答します。


 答え

以前、その他FAQ17でも少し触れましたので未見の方は先ずコチラ(3番目の項目)を・・・
過去にテストした時は30−06のソフト・ポイントを電話帳に停弾させて実験しましたが、今回、山で
射撃する機会があったので、改めて実験してみました。

308Winを電話帳に撃ち込んでの実験動画

こんな感じです。ブレットの作用と言うのは、小さな物体(弾丸)を高速で撃ち当てる、或いは撃ち抜く
際の衝撃(インパクト)によるものです。この衝撃が生体の内蔵などを瞬時に破壊するのが、銃弾の
殺傷力です。棒で殴ったり、刃物や矢を刺したり、自動車で跳ね飛ばしたりと言う作用とは、理屈が
少々異なると思います。単純にエネルギー換算すれば同じになってしまうのでしょうけどね。

また、同じエネルギーを持ったブレットでも、その形状によって全く異なるインパクトになります。例え
ば弾頭形状がフルメタルジャケットでは貫通力は高いが、水入りポリビン等に撃っても破裂しません。
これがソフトポイントやホローポイントならば、貫通力は低いですが、水入りポリビン等は破裂するの
です。この辺の特性を理解して、用途に合ったブレット形状をチョイスする必要があります。
・・・余談ですが、日本警察が通常勤務にフルメタルジャケット弾頭を用いるのは、兆弾や貫通弾に
よる二次被害に神経質になるならば、全くのミスチョイスと言えます。

脱線しましたが、結論として銃弾で人間が吹っ飛ばされる事はありません。例外として、急所を外れ
た場合など、撃たれた生体(人間、動物共に)がそれに反応すれば、飛び上がったり飛び退いたり
するでしょう。これは銃弾のエネルギーで動いた訳ではありません。即死の場合はその場に崩れる
だけです。

追記
ここで言う「吹っ飛ぶ」とは映画で見られるような銃弾の進行方向にビョーンと飛ばされると言う事
です。バラバラに飛び散ると言う意味ならば、例えば頭部などが四方に破裂する事はあるでしょう。
・・・嫌な話ですね。小麦ちゃんDVDでも観て気分直ししよう・・・


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