タイランド 46式小銃
サイミーズ(シャム)・マウザー


これまた珍しい銃です。1903年より、小倉アーセナルにてタイランド(当時のサイミーズ/シャム)
向けに製造されたM1898マウザーのコピー小銃です。当時の日本は武器輸出国で、ロシアなど
にも輸出していましたが、タイランドは三十年式からの御得意さんだった様です。私の手元にある
三十年式(武器庫の)も、タイランド向けの見本モデルです。

写真のモデルは初期の46式で、使用する弾薬は 8mm×50リムド 45式弾薬を使用します。
(45式と46式で食い違うが、弾薬と銃の開発時間差だと思う)、その後1923年に8mm×52
リムド(スピッツァーポイント・ブレット装着)の66式弾薬に変更した、66式小銃へと進化します。
ケースの長さが違うので、46式と66式に弾薬の交換性はありません。

銃は殆ど同じなのですが、弾薬の弾道特性が変化したので、タンジェント・サイトのエレベーション
・カーブが異なります。46式と66式を外見上で見分けるには、これが大きなポイントです。

さて、概略はこの辺にして、この銃はドイツ製マウザーのコピーですから、当時のドイツと日本の
工作技術レベルを比較するには良い材料です(笑)。まあ、「輸出用だから手を抜いた」って事は
無いと思うんですけどね。(←嫌な前振りw)

追記
写真の刻印ですが、タイの数字で 20337 です。タイ国内でのシリアル番号だと思います。






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