試作検圧銃


これは実際に戦闘に使用する軍用銃ではありません。
銃を製作(設計)する際、或いは新たな弾薬を設定する際、更には量産した弾薬が初期の性能を
維持しているか確認すると言った場合に、弾薬の発射圧を測定する銃です。それ以外の用途は
まったくありません。ですから部隊に支給される事は無く、兵器工場の設計室などで使用、保管
されていたと思われます。製造総数は定かではありませんが、私が見た中で3桁の製造番号を
付けた物はありません。写真の銃は20番です。

そして銃の性格上、製造数の割りにバリエーションは豊富で、薬室に開いた穴の位置、
大きさ、銃身長など細かく違いがあります。銃本体や弾薬を設計する際に、
様々なデータを採取する為、その都度違う仕様を製造する必要があったのでしょう。

面白い物では、8×52・SIAM弾薬(リムドケース)の検圧銃などもあります。
恐らく、7mm&8mmマウザー弾薬の検圧銃も存在したと思います。

さて
そして写真の銃ですが、これも大変珍しい部類に入る検圧銃で(検圧銃自体希少なのだが)、
銃本体は三八式なのですが、口径は7.7mmです。これは三八式から九九式に移行する際に、
新設定弾薬である『小銃用7.7mm弾』をテストする為に製造されたのだと思います。
つまり、とりあえず三八式をベースに7.7mm弾薬を実験し、その後本格的に九九式が
出来上がって行ったのでは?と、私は考えております。

その証拠、と言っては何ですが、私の手元の資料本『ミリタリーライフルズ・オブ・ジャパン』の中に
『九九式検圧銃』として22番の製造番号モデルの写真がありますが、これは名前の通り九九式が
ベースとなっています。私の銃は20番ですから、この直後に切り替わったのでしょう。
そうなると21番銃がはたしてどちらがベースとなっていたのか興味がありますが・・・・・・
さて21番は何処に居るのやら・・・・・・・

げんきですかぁ〜〜〜〜!!!

イノキ?


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