↓これは何?

一式で正解ですが、三八式テラ銃(テラはテッポウラッカサン或いは
テイシンラッカサンの略コードネーム)とも呼ばれており、
二式の前身モデルでもあります。

落下傘降下の際、邪魔にならない様に折りたたみストックに
改造したのですが、ハッキリ言ってこのモデルは失敗作でした。
ドイツのkar98Kパラトルーパー・フォールディングストックモデルを
参考にしたのですが、100式と同じく当時の技術では真似しきれず、
数を発射すると、すぐ蝶番にガタが来たそうです。

写真の A が蝶番で、ここから手前に折りたたみます。(AR18とは
逆の感じですね) イラスト上は伸ばした状態で B のカンヌキ?を
下ろしてロックし、そのカンヌキを蝶ネジで更に固定します。(下図参照)

ベースは見ての通り三八式騎兵銃です。折りたたみ部分以外は
ノーマルと同じだと思います。ですから口径は6.5mmです。

この試作三八式テラ銃はメナド戦において使用されたと言う説と
されなかったと言う説があります。いずれにせよ試作モデルの域で
数は極少数製造されたのみです。


折りたたみ部

蝶番やロック機構の部品の多くはキャストスチールで製造された
そうです。(見た感じではロックのカンヌキはプレス製?)
それにしても「思いついたまんま!」って感じ(笑)の構造ですな。
もっとも、オリジナルのドイツのkar98Kも同じ構造です。
ドイツ版はもう少しまとまった仕上がりになっていますが・・・・

あと、これは100式もそうなんですが結局ドイツのkar98Kの
パラトルーパーモデル(テイクダウン&フォールディング)は試作
に終わっていますので、量産されたのは日本軍の二式のみと
言うことになります。サブマシンガンなら難しくありませんが、
大型弾薬のライフルを2つに分けるのは大変な技術が要ります。
(これは現在でも同じことが言えると思う)ですから当時二式を
量産にこぎつけた日本はたいしたものだと私は思います。