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本来なら分解写真に行くところですが、今回は最初のページでも少し説明した
貫徹弾(ぺネトレーター、アーマーピアシング)の実射結果を報告します。

上は全体図です。薬莢もジャケットも鉄(軟鉄)で出来ています。
そしてジャケット内には、鉄芯と、それらを繋ぐ鉛の円筒が入っています。

ケースは見てのとおりボトルネック、ベルダン・プライマーとの組み合わせです。
外側には錆び止めのコーティング、弾頭にはメッキが一応施されておりますが
弾頭のシート部分には写真で分かる様に錆びが発生していました。

ロシア製オリジナル弾薬と思われますが、特に貫徹弾を示すマーキング等
見当たりません。恐らく、これはそもそも貫徹弾などではなく、材料費を節約
する為に鉄芯を入れた
のでは?(鉛は鉄より高価)しかし、これから説明しま
すが結果的に恐ろしい貫通力を発揮します。








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分解図

(ニッパーで無理やり分解したのでジャケットと鉛筒がギザギザになってます)
左が、軟鉄ジャケット。(柔らかいのでライフルリングへのダメージは許容範囲です)
真中が鉄芯を包んで固定する為の鉛の円筒。ジャケットがライフルリングに食い込む
際のクッション材にもなってます。そして右が問題の鉄芯!特にタングステン鋼等の
特殊鋼ではありませんが、これこそが日本のおまわりさんを震撼させた正体です。
コレが内蔵されていない通常弾は、トカレフ弾でも別に普通の弾と変わりありません。

ですからもし防弾チョッキなどを買う際は、『鉄芯入りトカレフ弾対応品』 であるかを
確かめた方が良いです。 『トカレフ通常弾対応品(*^▽^*)』 を買ってしまったら
あの世で後悔する事になり兼ねません。









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断面

3つが組み合うとこうなります。分かり難いですが矢印で示した部分が
鉛の円筒で、ご覧の様にジャケットと鉄芯をピッタリ圧着しています。



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後部(ガスチェック)はこんな感じです。鉄芯は剥き出しではなく、鉛で塞いで
あります。共産国製弾薬の弾頭はスティールジャケットの物が多いので
鉄芯が入っているかどうかは磁石では判断出来ず、外見からは分からない
と思います。それにしても、錆びがすごい!薬莢内部も錆びてました。




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