(旧Q&A)ハンドガンの質問1

精密シューターさんから質問

たかひろさんに質問があります。私は今はトイガンでのシューティングしかやってないのですが、
将来いつかはラピットファイアピストルをやりたいと思っています。
やはり、自衛隊か警察に入らなければムリなのでしょうか?民間でも装薬ピストルは所持可能と
聞いたんですが、、、。もし御分かりでしたらご教授ください。




  回答

う〜ん・・・・フリーじゃダメなのですか?RFPは厳しいかも・・・・とにかく、いきなりは絶対ムリです。
あと、警察か自衛隊に・・・・とありますが、これはかえって難しいと思います。
星の数ほどの警察、自衛官の中から特練生や体育学校生となるには、志願してなれるものではありま
せん。難関をパスしても選手生命を維持するのは至難の技です。
私も頑張ったけど2年が限界でした(笑)でも、逆に言えば日本一の実力があって、それを証明出来る
チャンス(射撃訓練等)を逃さなければ1番の近道です。やってみる?

では、それ以外の方法です。
装薬ピストルを所持したければ、まずはエア・ピストル!何はさて置きこれです。ですが、APを所持する
には、まずエア・ライフル、エア・ハンド・ライフル(APを無理やり長くしたような銃)ビーム・ライフル、ビー
ム・ピストル、などで初段以上のクラスを取得しなければなりません。
(日本ライフル射撃協会に所属するのは言うまでもありません)

しかる後に、APの申請をする訳ですが500人と言う所持枠が定められていますので、ほぼ間違い無く
順番待ちでしょう。1年か、2年か、、私には分かりませんが・・・・
そして!ようやくAP所持となりますが、これも永遠ではありません。確か一定の成績(?段)を維持でき
ないと、許可取り消しです!もっともここで挫折するようでは装薬には進めません。

装薬にステップアップするにはAPで輝かしい程の成績を叩き出さねばなりません!コイツは只者では
ない!と周りが認めて、ようやく装薬への道が見えてきますが、ここでRFPの場合問題が出ます。
実は練習場所(射場)がほとんどありません。FPの場合、50mのSB民間射場で練習可能と思いますが
RFPは特殊な標的(タイマー付き)が必要ですからね。

でも、私が現役だった頃、民間でRFPの試合に出てる方を何人か見たことがあります。険しいのは事実
ですが不可能では無い筈です。あと、装薬銃はFPもRFPもCPも自宅には保管出来ません。警察署に
預け、射場と署の往復しか許されない筈です。しかし、これは警察選手や自衛隊選手でも同じ条件です
ので、しかたがありません。蒲池選手(勿論知ってるよね)も官舎に帰るとCMCのモデルガン(ワルサー
GSPの)で、裾銃練習していたそうです。

あと、海外に永住するのが手っ取り早い!などと無茶なことを考えるのは努々なさらぬよう・・・・
人生棒に振りかねませんよ。ハハ・・・・

千里の道も一歩から!

PS/  AP〜装薬銃申請には、確か何年かの所持期間を経なければならなかった気がします。
また当然、その時点で必要な段もあります。







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  (旧Q&A)ハンドガンの質問2

マグナム・リサーチさんから質問

ワルサーP38の解説で、「ティルト式はバレル、スライド、フレームの3点が押し合いガタを殺す」
とありますが、発射の瞬間、タマが銃口を離れる前にショートリコイルは始まっていると、
ある本で読みました。ならばこの「3点押し合い」はキャンセルされてしまう気がするのですが
実際はどうなのでしょうか?(ややこしい質問ですみませんが是非)

(武器庫、ワルサーP38、二頁目テキスト四行目に対しての御質問)




  答え

ほほ〜う・・・・スルドイね!確信質問?(笑
でも、それくらいじゃメゲませんよ〜〜!
三点押し合い(?)はアキュライジング要素の一部で、これは閉鎖時の位置決めの役割をします。つまり、サ
イティングラインとボアラインを常に一定のポジションに保つ訳で、これは絶対必要な要素です。(レポートでは
このことを言ったのです)これがきちんとしていないと、その後の作動精度をいくら上げても意味がありません。

では質問にあるショートリコイル中の精度はどのように確保するのか?1911系の場合ではロッキングラグ
(バレルとスライドが噛み合う凹凸)を徹底的に深く均等に擦り合わせることで精度を上げているのです。
つまり、この部分が均等に接していないと、ショートリコイル開始の瞬間、左右どちらかにバレルが逃げてしま
うのです。言うまでも無く、まだ弾がバレル内にあるほんの一瞬の話ですが。

また、噛み合わせを深くするのは、噛み合い部の表面積を多くとることでストレスを集中させない、また、より
長時間(弾が出るまで)バレルをタイトにホールドする為です。ちなみにブッシングをタイトにしたりベアリング
式やスプリング式にしたりするのは、両方の要素(閉鎖時と作動中)に関係(勿論良い方に)します。

ただし、上記も一部分にすぎません!ほかにも山ほどアキュライジングのノウハウがあるのですが、全てを
説明すると本一冊分になりますので(例えばこの本)。

あと、これらは競技銃レベルのお話で、軍用銃にはあまり関係ありません。また、私がP38を競技銃に向か
ないとしたのは、このようなアキュライジングのノウハウやパーツが少ないと言った理由からなので、銃として
劣っていると言った訳ではありませんので念のため・・・・




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 (旧Q&A)ハンドガンの質問3

マグナムリサーチさんから質問。

たかひろさんは1911系のインターナルエキストラクターを、どう評価しますか?
エキスターナル系と比較して欠点があると思いますか?某所ではエキスターナル式の方が
優れているとありました。私は海外にマイガン(S・A製1911)を所有していますが、
今までこれと言ったエキストラクターのトラブルはありません。
どうも納得いかないのですが・・・・・


  回答

5〜6年前、IPSC競技界でCZの某コピー品カスタムが多く出回った際に、選手は皆エキストラクターの
破損に頭を痛めてました。スペア常備は常識でしたが、これは外出タイプのエキストラクターです。

また、ボルトアクションライフルの世界では、信頼性について厳しく評価されますが、そんな中でH‐Sプ
レシジョンは1911とそっくりの内蔵式エキストラクターを採用しています。

私の製作した1911レースガンは既に2万発近く撃って、あちこち壊れましたが、エキストラクター(S・
A製)は一度も換えていません。また、それ自体が原因でジャムした事も、記憶にありません。
(訂正:良く見たらS・A製ではなく、エド・ブラウン製でした)

では外出タイプが劣っているのか?
違います!

要はシステムの問題ではなく、材質、熱処理、工作精度、銃自体の設計、調整、などで信頼性が左右
されるのです。


どちらが優れているとか欠点があると言う問題では無いと、私は思います。設計者がどちらを選ぶかは
設計する銃の構造、スペース、周りの強度、コスト、生産設備、最近の流行(笑)、等をいろいろ考えて
決定するのでしょう。

また、メーカーがセールスポイント(変化)を得る為に、わざわざ構造を変えてアピールすると言う事も
過去の常套手段でした。特に1911系は山程のコピー品が出まわっていますので、メーカーとしては
必死な訳です。ですから例えば上記理由でA〜Bに変更したとしても『改悪』にさえなっていなければ
別に構わないのでは?と思いますが、どうでしょう?
不景気ですからね・・・・銃メーカーもジリ貧だし・・・・・・・





.

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 (旧Q&A)ハンドガンの質問4

ペトラさんからの質問。

トカレフについて 以前どこかで 寒い国のものなので手袋をしたままで 分解掃除ができるように 
部品数が極端に少ないと聞きました 実際 他の 短銃に比べてどのくらい違うのでしょうか また
そのことによって性能はちがうのでしょうか 


  答え

トカレフは確かに部品点数は少ないですが、手袋をしたままで分解・・・と言うのはどうでしょうか?
分からなければやってみよう!と言う訳でやってみました。そういえば、トカレフのレポートで、
分解は紹介しなかったから丁度良い機会です。

手袋で分解GO!

はい、おつかれでした・・・・
結論!手袋で分解は可能!しかし!この後、M1911A1、P38、P08、南部十四年式、等で実験
しましたが、全部出来ちゃいました!さすがは軍用銃!ですから、トカレフだけでは無いのです。
(何れも、完全分解ではありません。あくまでフィールドストリッピングです)

トカレフの部品点数は確かに少ないですが、極端と言う程ではありません。単に少ないだけならば、
ベレッタM1934等は、もっと少ないです。(シンプルブローバックと直接比較するのは問題だが)

性能の違いですが、これは直接のスペックには関係ありませんが、軍用銃としての性格を考えたら
シンプルで量産に向いており、壊れ難いetc・・・・メリットは沢山あります。複雑な銃よりも、簡単な
銃の方が軍用銃に向いていると、私は思います。

.それと・・・・質問は『トカレフ』となっていますが、これは私的にTT33であると勝手に解釈して話を
進めました。トカレフにはライフルもあります。ですが、ロシア製の銃器は現在に到るまでシンプル
その物です!TT33以外でも、思わず唸るほど合理的に出来ています。さすが びんぼ●国家!

追記(10/02 03)
言うまでも無く、組み立ても可能だったですよ!(笑) ↑の文を良く読みなおしたら、組み立ての
文字・写真が一つも無い事に気が付いた・・・・ごめん!言い訳になっちゃいますが、別に編集者が
居る訳では無いので、誰もチェックしてくれませんからね。言葉足らずや間違いは多々あります・・・・
気が付いたら直しますが・・・・・勘弁!






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 (旧Q&A)ハンドガンの質問5

アルファさんからの質問。

この銃のことについて 何かわかりますか?製造メーカーや形式、製造時期などまったく不明です。
なにかご存知でしたら教えてください。宜しくお願いします。

  この銃


  答え

・・・・・・分かりません。初のギブアップです。
資料を総動員してもダメでした。最初はヨーロッパのデザインかな?と思いましたが、銃砲店に訪ねた
ところ「アメリカのスタイルっぽい」と、言われました。 で、アメリカの古い銃を調べたところ、良く似た
銃に『コルト・ニューライン』のシリーズがありましたが、微妙にシェイプが違うので同じ銃ではありません。

コルト・ニューラインについては、 colt new line  で検索すると沢山出てきます。

似てるでしょ?ニューライン・・・・・
この銃は他国でもコピー品が造られたそうなので或いはその内の一つかも知れません。そうだとすると
特定するのは難しいでしょうね。グリップが特徴的なので、それが唯一の手がかりでしょう。

ここを御覧の皆様で、もし御存知の方がおられましたら是非教えて頂きたいところです。私は降参!

追記(12.7.03)
早速、ATRさんより情報を頂きました!

>Q&A(質問36)の古いリボルバーについて、
>ちょっと興味を持ちまして、蛇足ながらWebで調べさせて頂きました。
>かなり近い模様のグリップを搭載したポケットリボルバーを確認し、
>ご参考になるかも知れないと思い、メールいたしました。

>下記URLにて画像を確認いただけます。
http://gmartin-auctions.com/estatedec03/lot2309.html

>"Bulls-Eye"という名称が付いておりまして、バレル・フレームの形状は
>全く違うものの、良く似たグリップとフレームサイドではないでしょうか?
>22RF、7連発の小型リボルバーはブランド物から町工場でコッソリ作った
>ような出所不明品まで、無数の種類があるようですし、断定は
>できませんが、もしかすると質問欄に有りました製品と同じメーカーで
>作られたものかも知れません。

いやあ!驚きです!良く見つけましたな!URLの画像では仰る通り、バレル形状が異なりますが
アルファさんから後日受け取った写真を見ると、バレルだけ後から交換した形跡がありましたので
非オリジナルかも知れません。フレームもバックストラップ?部分のエッジの有無が微妙に異なり
ます。しかし!コイツのアイデンティティ(笑)であるグリップの模様が全く同じ!これはもうビンゴ!
ベースの銃は情報にある『ブルズアイ』拳銃のシリーズの一つに間違い無いと思われます。
画像はオークションサイトからの様ですので、消えてしまう可能性があります。早く行って貰って
来ちゃいましょう。

ATRさん有難うございました!座布団10枚です。
正直言って、情報は来ないだろうと思ってたのですが・・・・参りました。


ATRさんのwebサイト





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 (旧Q&A)ハンドガンの質問6

たかひろ(偶然私と同じHN)さんからの質問。

九四式のシア構造について教えてください。
写真を見ると、シアバーの引き鉄に触れる部分に何かカラクリがありそうですが
如何にしてシアと引き鉄の関係を断つのでしょうか。

  答え

これはシア構造と言うより、ディスコネクターの事ですね。九四式のディスコネクターは、確かに特殊な
構造です。他に例を見ません。普通の自動拳銃の場合、スライドやボルト、レシーバー等が動く事に
よって、シアとトリガーの関係を断つのですが、九四式の場合は、ショートリコイルしたバレルによって
ディスコネクターが作動します。また、トリガーがシア・バーを動かすのは、押したり引いたりする運動
では無く、傾斜した溝を滑らせる事によって動く、カムに似た動作です。

では、これらの基本的な作動原理を念頭に、写真で実際の動きを追ってみましょう。(←何かNHKみたくなった!

作動順序

はい。以上です。
そう言えば、最近はこう言った作動原理を解説する雑誌(・・・の記事)が減りましたね・・・・・
昔はイラスト入りで、作動原理や分解手順が解説されていたりしたんですが、やはり需要が少なかった
のかも知れません。「そんなの要らないから、綺麗な写真を沢山載せろ!」みたいな感じで・・・・・
活字離れにメカ離れ・・・・・これも時代ですかねぇ





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 (旧Q&A)ハンドガンの質問7

5000Tさんからの質問。

私の良く行く銃砲店に出入りしていた方で、アメリカでの拳銃の競技で、7位になったことのある方が
いるそうです。競技の内容は人づてに聞いたのですが、腰に付けたホルスターから銃を抜き、足下に
ある標的を撃ったのを合図に時計が回り始め、制限時間内に決められた標的を撃って、命中か否かと
トータルの時間で勝敗を決めるそうです。

IPSCと言う競技も、これと同じような感じなのでしょうか?
また、アメリカには他にも、拳銃を使った競技などはたくさんあるのでしょうか?


  答え

そうですね、似ています。
IPSCは、インターナショナル(I) プラクティカル(P) シューティング(S) コンフェデレーション(C)の
略で、簡単に言うと、実際の戦闘射撃訓練にルールを設けて、競技(スポーツ)化したものです。実戦を
模した射撃ですから、ブルズアイ競技の様にゆっくり狙って的に当てていたのではダメです。ですから
この競技の採点方は、射撃得点(標的の点数)を、所要時間で割る方法が用いられます。つまり、早く
確実に当てなければ高得点は得られません。実際に試合を観ると、正確だが時間が掛かり過ぎる人
素早いがミスが多い人、どっちも両立してる人、それぞれのキャラクターが色濃く出るので、観ていても
なかなか面白い競技です。タイムの測定は、専用のタイマーを使用します。ブザーが鳴ってからカウントを
始め、発射音を拾って正確に記録します。このタイマーは、射手の傍らに居るレンジオフィサーが操作
(それを持って射手と共に移動する)します。

また、先に述べた通り、実戦(相手は人間)を想定しているので、使用する弾薬はある程度以上の威力
(エネルギー)を有していなければなりません。ルールでは、弾頭重量(グレイン)×初速(フィート/秒)を
1000で割った数字で区別されます。例えば・・・・
200グレイン弾頭を、秒速875フィートで飛ばす=175000 これを千で割り=175パワーファクター
と、なります。弾速は、市販のクロノグラフで測定します。ローカルマッチでも、抜きうちで測定されたり
しますので、インチキは出来ません。この計算数値が、170以上ならば『メジャークラス』 125以上で
『マイナークラス』に分けられ、得点配分が異なります。以前私が、サウスウエスト・ピストルリーグで試合
していた頃は、175がメジャーだったのですが、最近の公式ルールでは170になった様ですね。
ちなみに、9×19や38スペシャルでは、175PFは出せません。速燃性パウダーで無理すれば、何とか
出ますが、腔圧は非常に高くなり危険です。170PFならばどうか分かりませんが、IPSCに、メジャーで
参加するには、オートなら40S&W、リボルバーなら357マグナム以上が必要と思われます。

ところで、どうしてこの様な厳密な測定がされているかと言うと、リコイル・コントロールがタイムに大きく
影響するからです。つまり、少しでも威力の弱い(反動の小さい)弾薬を使用した方が、タイムを短縮する
上で有利なのです。だから、厳密に線を引かないと、誰もが弱装弾を使用してしまうのです。

ターゲットは、ダンボール紙で出来たマン・ターゲットで、これには A B C D のゾーンに仕切られて
おり、実際の致命度(笑)に応じて、得点が配分されます。他には、ペッパーポッパー、スチールプレート
ストッププレート、等と呼ばれる可倒式の鉄製標的があり、これらは得点では無く、倒れたか否かで
判定され、倒れれば+−ゼロ、倒れなかったらマイナス・・点、と言った感じです。
スチール標的も、紙標的も、的に入らなかった(外れた)場合が、一番イタイです。紙標的に入らなかった
場合は、ゾーン外→M(マイク)となり、ペナルティも加算されて致命傷・・・・ 一流選手を真似て、やたら
全速力で格好良く終了しても、採点の段階でマイクの連続だと赤っ恥です・・・・・(汗

標的の配置や、撃ち方等は、頻繁に変化します。主催側が毎回頭を捻って、各ステージ(実戦を模した
シチュエーション)を考える訳で、その点も競技の特徴&魅力となっております。但し、これは厳正に管理
しないと公平さに欠けます。つまり、事前にステージ内容が漏れてしまうと、早期にそれを知った選手だけ
有利となり、フェアでありません。ステージでは、撃ち方に決まりがある場合もありますが、基本的にフリー
なので、どう撃てば早く確実か、攻略法をみんな真剣に考えます。上手く行く場合もあるし、裏目に出る
場合もあります。この辺がまた、人それぞれで面白い!

はい、概略こんなところでしょうか?
書き切れませんでしたが、他にも人質が重なった標的や、動く標的、回る標的、動く射座、梯子を登って
撃ったり、潜って撃ったり・・・・・etc まあ、とにかく多種多様、考え得る全てと言った感じです。

日本でもエアガンでのアソシェーションがありますが、この手のシューティングゲームは敷居が高い感じが
して、とっつき難いと思われます。実際、大変な危険も伴うので、安全管理は徹底しております。些細な
違反でも注意されたり、退場(失格)になったりします。入会、出場に免許や資格は要りませんが、初めて
参加する場合は、レンジオフィサーに、その旨を告げ、指示に従うのが適切です。


>また、アメリカには他にも、拳銃を使った競技などはたくさんあるのでしょうか?
あります。てゆか、もう書き切れません。(爆)
大きく分けるならば、ブルズアイ(黒点)標的を中心とした、オリンピック?系、ロングレンジで射撃する
シルエット(狩猟)系、実戦を想定したコンバットシューティング系、ファーストドロウ等のウエスタン系
そしてそれらの複合系、プリンキングから発展した軽競技、等になると思います。






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 (旧Q&A)ハンドガンの質問8

ONE SHOT ONE KILL さんから質問。

グロックについての質問なんですが、「グロックに冷や汗」のところで緊張して無意識に引きがねを
引いてしまったと書いてあったのですが、普通に一般に売られているグロックは,トリガープルが
軽いものなのでしょうか?

たかひろ注釈 「グロックで冷や汗」は雑記コーナーのコラムの事です。


  答え

グロックは基本的にダブル・アクション・オンリー(以下DAO)のトリガーメカニズムで、一発毎にダブル・
アクション(以下DA)で撃つ構造なのですが、他のDAOオートと違い、スライドが閉鎖する手前数ミリで
予め、ファイアリングピンを3分の1程コックする構造になっています。(コックオン・クロージングのボルト
アクションライフルと似たような原理で)

そしてトリガーのストロークが、シングルアクション(以下SA)オートの様に、1stステージと2ndステージ
に分かれており、引き始めの1stステージ(約8ミリ程)で、ファイアリングピンを更に3分の2程コックして
残り2ミリ程の2ndステージで、最後までファイアリングピンを後退させ、リリースします。

つまり、引き始めのファーストステージは、SAオート(例えばガバメント)で言うところの遊びに相当して
重くなってからのセカンドステージは、同じくシアをリリースする過程に相当します。ですから、実際に
引き金を引いた感覚はSAオートそのもので、例えばベレッタM92FSからの初弾や、リボルバーのDA
とは全く異なる引き味なのです。分かりやすく図にすると下記の様になります。

   軽いSA→重いSA→軽いDA→重いDA
軽い→→→→→→→→→→→→→重い

=ガバメント等
=グロック
=トリガーチューンされたS&Wリボルバー等
=一般的なDA

グロックはSAではありませんが、「重いSA」付近に相当します。
重さだけでなく、ストロークも8ミリ(1st)+2ミリ(2nd)に分かれているので、SAに近い感覚です。
以前、コルト・ゴールドカップのレポートで、ディプレッサーの原理を説明しましたが
グロックのDAは、これに近い理屈を応用して、DAなのにSAに近い引き味を可能にしているのです。

しかし、これには注意点があります。この原理を用いると、どうしてもファーストステージが重くなります。
重いファーストステージを絞りながら長時間保持していると、次第に指の感覚が鈍り、何処でトリガーが
落ちるかの判断が非常に困難になります。これは私が暴発させた言い訳ではなく(笑)トリガーに指は
掛けても(勿論、有事の際に限ってだが)ファーストステージは絶対に引き絞ってはいけないと言う事
です。これはDAリボルバーのトリガーをギリギリまで絞って持ち運ぶ様なものです。危険極まりない。

ファーストステージを絞りながら照準、撃発するのは、あくまでも標的射撃の時に留めて、有事の際は
一気に引き切って使用することを勧めます。もし、護身用にのみ使用するのであれば、癖が付かない
様に普段から(例え標的射撃の時でも)一気に引き切る訓練をした方が良いです。
私はそうしていませんでした。標的射撃の時は、ファーストを一杯に引き切り、セカンドギリギリで保持
して射撃し、「SAみたいで撃ち易い!」等とホザいていました。挙句にあの有様です。
皆さんは、そうなりませんように・・・・

結論
グロックの引き金は、DAとしては異例に軽く、しかしSAと比較すると、重く粘りがあって切れが悪い。
(セカンドステージは「ヌメ〜っ・・・・・・・ズドン」って感じ)
具体的な重さは、2.5kg〜3kg弱(DAにしては軽いでしょ!)
ストロークは、1stが約8ミリ 2ndが約2〜3ミリ

おまけ@
グロックは普通のDA(DAO)と違って、パチパチと空撃ち出来ません。これは先に述べた様にスライド
が閉鎖する時点で3分の1コッキングする為で、スライドを操作(数cm程の前後動作でOK)しないと
パチンとなりません。トリガーを引く度に「パチンパチンパチン」とはなりません。構造ゆえの特徴です。

おまけA
初弾発射後の2発目からは、トリガーを2ミリ程戻すだけで2ndステージからの射撃が可能になります。
こうなると完全に「ちょっと重いSA」です。これは連射する場合には極めて有利ですが、その状態を
長時間キープするのは、先の理由により暴発に注意。1stまで完全に戻すか、或いは、さっさと撃った
方が良いです。

おまけB
トリガーストロークが、10ミリ程しか無い上に、マニュアルセーフティが無いので、この銃に第一弾を
装填して保管するのは大変危険です。絶対に他人が触れる場所に置いてはいけません。
「お〜!これ本物?オモチャみたいだね〜・・・どれどれ・・・」ズドン!!・・・・となる恐れが大です。
(もっとも、これはどんな銃の場合でも言える事だが・・・・グロックは特にヤバイ)

ついでに・・・
グロックは高性能ですが、実際に実戦で使用するには、かなり質の高い訓練が必要だと、私は思い
ます。考え様によっては、コック&ロックのSAオートより厄介かもしれません。
(くれぐれも私が暴発させた言い訳ではありません・・・・くどい?)








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 (旧Q&A)ハンドガンの質問9

匿名希望さんからの質問。

小生、南部拳銃の描写を文章でしておりますが、お忙しいところ恐縮ですが、二三、質問させてください。

Q.1
南部拳銃は陸軍の憲兵あたりが自分用に、記名などして使用した例はありますか?

Q.2
弾丸が特殊なので、これを使用する場合、特殊でない弾丸を使って撃てますか?

Q.3
南部拳銃は終戦後、ギャングに相当数流れたとか聞きましたが、現在でも、当時の弾丸は不発率は
低いのでしょうか?

以上、ご教示をよろしく。ついでに、南部拳銃は、実物、入手可能ですか?もち、ぶっこわしたものですが。



  回答

A1
記名と言うのは、銃に名前を彫り込むと言う事でしょうが、私は聞いたことがありません。しかし、南部式
拳銃は、多くが個人で購入して使用した物ですから、個人的にそういったカスタムを施した可能性はある
かも知れません。14年式や94式は、軍の制式銃&官給品であり、また戦争が忙しくなってきた頃(?)
ですから、そういったケースは少ないと思います。(無いとは言い切れないが)

A2
弾丸は別に特殊ではありません。ボトルネックケースに装着された、8ミリのニッケルジャケットです。
但し、この8ミリ(&7ミリ)南部弾は南部拳銃専用なので、そう言った意味では特殊です。終戦〜現在
これら南部弾のファクトリーアモは製造されていません。一時、レプリカ的に製造された事はありますが
(米国ミッドウェイアームズ等)それも現在は殆ど残っていません。弾頭やケースのサイズも、流用できる
物がありませんので、リロード(ハンドロード)も難しいです。つまり規格外製品?と言う事です。

A3
私はオリジナル弾薬を撃った事がありませんが、現在の不発率は相当高い様です。製造された当時は
良かったのでしょうが、火薬の質(耐久性)に問題があったのでしょう。或いはケースと弾頭の気密性が
悪いのかも知れません。

A4
無可動銃と言う、切削&溶接され、黄色(白)くペイントされた実物が、日本では販売されている様です。
しかし、中には違法な物もある様なので、注意してください。







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 (旧Q&A)ハンドガンの質問10

へたれベトコンさんからの質問。

ベトナム戦争でベトコンの特殊部隊が使用したといわれる「微声拳銃」は、本当に存在するので
しょうか?また、発砲音は完全に消せたとしても、銃が機械として作動する音は消せるのでしょうか?
よろしくお願いします。


  答え

中国で言う微声手槍(微声拳銃)とは、消音器付き拳銃、サイレンサー付きピストル、等と同じ意味で
特定のモデル名ではありません。ベトナムで使用されたのは、中国製の六四式微声手槍、その改良
型の六七式微声手槍です。ストレートブローバックのセミオートですが、ボルトヘッドを回転させる事に
よって、任意でスライドをロック出来る構造になっており、こうして手動式にする事で、より一層の減音
効果を得る事が出来ます。(スライドロックは西側のサイレンサー付き拳銃でも、備える物が多い)

使用弾薬は7.65×17亜音速弾(亜音速弾の必要性については後程説明します)。装弾数は8発。
外見は、サツマイモの様にもっこリした(笑)癒し系です。

六四式微声手槍(スミスの本からパクったのでこっそり)

また、発射音を完全に消すことは現時点では出来ません。作動音も勿論します。ですから「消音器」と
言うのは適切な名称ではありません。強いて言うなら「減音器」でしょうね。「微声」も適切だよね(笑)。


さて、銃を発射した際に出る音は次の4つだと思います。

@ 作動音(ハンマーが落ちたり、スライドが動いたり)
A 膨張音(いわゆる発射音)
B 飛翔音??(ブレットが空気を裂いて飛んで行く音)
C 着弾音(当たった物による)

サイレンサーで減ずることが出来るのは、言うまでも無くAだけです。@は、あまり大きな音では無い
ので無視できます。Cはかなり大きな音(張り手を打つ様な音)がしますが、しかしどうしようもない。

問題はBです。あまりイメージできないかもしれませんが、ブレットが音速を超えて飛ぶのは、発射音に
負けない程、大きな音を発します。(特に室内)これでは、せっかくサイレンサーで発射音を小さくしても
台無しです。ところが、音速以下でブレットを飛ばすとアラ不思議!飛翔音は嘘のように小さくなります。
サイレンサー付きの銃器に、亜音速弾を組み合わせるのはその為です。

いずれにしても、全てにおいて音は完全には消せません。で、実際の音ですが、これは表現が難しい。
性能にもよるでしょうが、私が以前、ドラム缶の前後に、手が入り照準&発射できる最小限の穴を開け
中にスポンジを何層も詰め(蓋がクランプで着脱できるドラム缶)、その中にルガー22口径を突っ込み
競技用の22LR亜音速を発射した結果、「バスッ!」と、空気銃の膨張音程度にまで小さくなりました。
同じ22LRでも、音速を超えるハイ・ベロシティを発射すると、先に述べた様な「パアァ〜ン!」と、大きな
飛翔音がするので、「成る程」と、納得したものです。

↑は銃につけるサイレンサーではないのでリーガルだよ!銃に付けるサイレンサーならタイ〜ホ!




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