ユニック M17 (占領下仕様)


フランスのユニック(日本ではユニーク)M17です。紛れもないフランス製なのですが、
写真の銃はちょっと訳ありです。ナチス・ドイツに占領されていた時分に製造された銃
だからです。ですから、フランス製ではあるけれど、ドイツの軍用銃として使われた訳
です。以前、当サイト武器庫では「ドイツ軍用銃」の中で紹介していたのですが、それ
では可哀想なので、今回「フランス軍用銃」のカテゴリーを新たに設けて開放してあげ
ました。

占領前と占領後の違いは、刻印やグリップ・パネルのマークが異なる程度に見えます
が、一番の違いはサボタージュ工作と言えるでしょう。これは占領下でドイツ兵相手に
武器を造る訳ですから、簡単に言えばわざと「手抜き」する事です。この「サボタージュ
仕様」、モノによってはかなり危険です。上記と同じ経緯で作られた、ナチス・ドイツ軍
用ブローニング・ハイパワー(占領下ベルギー製)では、幾つかの暴発事故(戦後の米
国内で)があったそうです。銃砲店のオヤジ曰く、「わざと壊れ易く作ってある物もある
ので、実射は危険」との事。写真のユニックは、私が全てインスペクションした上で何
度か実射しましたが・・・あまりにもシンプルな構造の上、弾薬が弱い32ACPなので、
壊れ様がありません。サボタージュ作戦成らず・・・







スペック(珍しく)

口径  7.65mm(.32口径)
全長  約150mm       .
銃身長 約80mm(薬室後端まで)
重量  約780g        .
装弾数    9発+1        .

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