6月26日 日
砂漠熱地獄!

↑「今年は砂漠が異常に暑い」とニュースでやっていましたが・・・根性で行って来ました。暑さも凄いけど、なんかモヤが張った感じ
の空で不気味です。


↑前回のガンショーで買った熱処理済みの鉄的を試すため、FN49ライフル(8mmマウザー仕様)も持参しました。そしてフレーム
をクローム加工して生まれ変わったコルト・シリーズ70、ハイパワーとの比較用にM1911A1(結局撃たなかった)、本命のハイパ
ワーです。


↑ハイパワーはジョン・ブローニングが基本設計を行い、FNの技師であるデュードネ・サイーブが細部をデザインした銃です。そし
て右のFN49はサイーブ設計です。今回、鉄的を試すフルサイズ・ライフルなら何でも良かったのですが、「サイーブ繋がり」と言う
事で、このFNを持参しました。


↑本日の主役である、ジョン・イングリス製のカナディアン・ハイパワー!


↑ストックは思った以上に安定感をもたらします。サイト・レディウスの関係で、フロント・サイトがピンボケになってしまうのが難点
ですが、100ヤードくらいの距離ならマンターゲットにバンバン当たります。


↑雑誌の仕事ならば、スライドが下がって排莢された瞬間が写るまで頑張るのですが(無駄弾を消費して)、今回は動画を撮影し
たので、動きのある画はそちらに任せましょう。


↑「インチキ品を掴まされて、ライフル弾で穴がスポスポ空くのでは・・・?」と半信半疑でしたが、ご覧の通りヘコミみもしません!
やっぱナマクラ鉄とは全然違うんですね(当たり前だが)。昔、スチールコアのライフル弾で鉄板を撃つ実験を行い、「コアがあって
も無くても、ライフル弾なら貫通する」と言う結論になりましたが、コレならどうなるかな?ヘコミくらいは付くかも?超硬材の入った
本物のアーマー・ピアシング弾なら、この鉄的でも貫通するでしょうね。勿体ないから撃たないけど・・・www


↑水入りポリ容器撃ちで回収したブレーザー製115グレインFMJ弾。深く綺麗なライフリングです。バレルのコンディションは新品
同様でしたからね。


↑暑い・・・じゃなくて熱い!風通しの良い日陰でも45℃あります(笑)。日向に置いたら、温度計が壊れると思います。


↓・・・発狂

↑気が狂ってプラトーン状態になっちまいました。

冗談はさておき、これが効果絶大なのです。シャツとズボンをズブ濡れにすると、乾くまでの間涼しくなります。写真はさすがにネタ
ですが、1ガロン容器の蓋に小穴を多数開け、こまめに服を濡らすのが、砂漠での有効な熱中症対策です。皆さんも砂漠に行く機
会があるなら必携ですよ。


↑サンドイッチ・ターイム!服が濡れて食欲が出てきたので昼食です。砂漠の炎天下でサンドイッチってのもキチガイじみています
が、5分で食べてしまうので問題無し(笑)。前回はシェリフのパトロールに遭遇しましたが、今日はシェリフどころか、オフロード・ラ
イダ―の姿も(誰一人)見えません。どいつもこいつも根性無ぇな!白豚オカマ野郎どもが!


↑ブローニング、ブローニング+サイーブ、サイーブ


↑撮影が終わって銃を仕舞おうとしたら(人間は炎天下でも、銃は日陰に置くw)・・・ギャー!誰っすか君は!?保護色なのでびっ
くりしたよ。これはアブ?虫嫌いなんだから、どっか行ってくれよ・・・


↑濡れ濡れ対策とビーチ・パラソルのお陰で、そこそこ快適にプリンキングが楽しめました(別に無理してるわけじゃなくw)。何事も
工夫一つですよ!


↑冷凍庫に一晩入れてカチカチに凍らせた「お〜いお茶」でしたが、昼には御覧の状態。帰るころには完全に氷が溶け、帰路では
お湯になってました(笑)。

いや〜・・・さすがに今日は暑かったな。次回来れるかな?私は大丈夫なのですが、車が可哀想です。今回もダートは快調でした
が、さすがに峠越えでは水温がマックスまで上がりましたからね。もう一台のトヨタ・ピックアップも老体ですし・・・


↑プハ〜〜〜〜!!!ビールが美味い!ねぎとろ丼も美味い!壁紙のうしおすと幸せを分かち合うひととき。


動画は編集して近日公開します。





6月24日 金
ハイパワー弄り その3

今日はAパートでトリガーとマガジン・セーフティを、Bパートでトリガーが重い原因を探ってみたいと思います(アニメかよ?)。


Aパート

↑これはマガジン・セーフティによるトリガー・レバーの動き。写真右の1がマガジン・セーフティで、マガジンに向かって迫り出して
います。マガジンを差し込むと、迫り出し部分が押し込まれて、トリガー・レバーが手前に動きます(写真左2)。トリガー・レバーは、
手前にある状態(写真左)でのみ、スライド内のシアー・バーを押し上げる事が可能なので、マガジンを抜いた写真右の状態では、
トリガーを引いてもハンマーは落ちないのです。

このトリガー・レバーは、ディスコネクターも兼ねており、スライドが内部のシアー・バーと共に後退すると、トリガー・レバーとの接触
が断たれ、スライドとシアー・バーが前進すると、上昇したトリガー・レバーはシアー・バーに突き押されて、写真右の状態になり、ト
リガーを戻すと、写真左の状態になって関係が元通りになるわけです。

このマガジン・セーフティの構造上、マガジンには常にマガジン・セーフティのテンションが掛かっており、マガジン・キャッチを押して
も、1911のようにマガジンがスパっと落ちません。数ミリの飛び出しに留まり、そこからは片方の手でマガジンを引き抜く必要があ
ります。最近のマガジンでは、マガジン・スプリングを利用したブースターが備わっており(↓19日のブログで説明)、強引に弾き出
す仕組みになっています。まあ、マガジンがスパッと落ちるか否かは、一長一短あるのですけどね。

余談ですが、モデルガンのハイパワー(中田商店やマルシンなど)は、写真右矢印1のパーツが省かれています。トリガー・レバー
はマガジンに寄り掛かる感じで保持されており、マガジンを抜くとトリガー・レバーが後方(マガジン側)に倒れて、シアー・バーとの
関係を断ちます。つまり、マガジン・セーフティ(矢印1のパーツ)を省略して、トリガー・レバーだけで同じ機能を持たせたわけです。
「モデルガンの方が合理的で賢いではないか!」・・・嫌、実は本物がモデルガンの方法を採らないのは理由があります。

もしも、チャンバーに装填された状態でマガジンを抜き、その状態でトリガーを引いたとします。本物もモデルガンも、マガジン・セー
フティが機能してハンマーは倒れません。しかし、万が一トリガーを引いたままの状態でマガジンを挿入したら・・・本物は先程説明
したディスコネクターが作動した状態となって、何事も起こりません(トリガーを戻して、再度引けば発射される)。モデルガンの場合
、マガジンを挿入するとトリガー・レバーが押され、元に戻ろうとしますが、トリガーが引かれた状態なので、そのままシアー・バーを
押し上げて「ズドン!」です。本物はそこまで想定してあるので、複雑な方法を用いてでも、トリガー・レバーが前方に倒れるように
したのです。


↑マガジン前面に接触したマガジン・セーフティは、トリガーを引くとマガジン前面を滑りながら上下動します。これが原因で、トリガ
ー・プルが重くなると言う説もありますが、私的には一因となっても主因(手淫→×)ではないと考えます。ではその主因とは?Bパ
ートで述べます。


↑マガジン前面には、マガジン・セーフティが擦れた跡が残ります。




↑スライド内のシアー・バーは、このようにシーソー運動します。トリガーの動きが、スライド内を経由してシアーに伝達される独特の
構造によって、フレーム幅をミニマムに抑える事に貢献しています。その反面、スライドとフレームの遊び(ガタ)が、トリガー・プルに
影響を及ぼす・・・と言う「話」があります。確かに理屈の上ではそうですが、少なくとも写真のイングリス・モデルでは全く影響ありま
せん(動画参考)。何万発も撃って、ガッタガタになった個体ならば影響すると思います。或いは、現行ハイパワーは新品でもガタガ
タなのか?銃砲店で手に取った時は、確かに少しガタが多かった気が・・・


↓ここまでの動きを動画に撮ってユーチューブにアップしました。動画なら一目瞭然だと思います。

ハイパワーのトリガーとマガジン・セーフティの動画




さて、動画の後は、何故ハイパワーのトリガーは重い?その意外な理由とは?チャンネルはそのままに!


↓アイキャッチwww

♪シャバダドゥーワ〜〜〜♪(←11PM風に)




Bパート

ハイパワーのトリガーは、重くてキレが悪く、良い評判を聞いた事がありません。その原因について、Aパートで述べたマガジン・セ
ーフティがマガジンに擦れる点や、スライド内のシアー・バーを経由するのが余計な抵抗になる、などが一般に挙げられているよう
です。確かにそれも一因とは思いますが、私がこの銃を弄り回した時に、「これは酷い!」と気付いた点があります。

それはハンマーのスプリング・テンション(反発力)が最大になった所で、シアーに引っかかる事です。他の多くのハンマー式オート
では、ストラット・ピンの位置を考慮する事によって、ハンマーがシアーに掛かる時点での反発力を弱め、両者に掛かる負担を軽減
し、それがトリガー・プルを軽くする事にも繋がっているのです(後述)。ハイパワーには、それが一切ありません。

つまり、ハンマーが「カチッ」っとコッキングされる時点の反発力が驚くほど強い。何かの衝撃でシアーが滑ってハンマーが落ちるの
では?と不安になるくらい重いのです。当然、それはトリガー・プルが重くなる事にも繋がります。

記述では伝わり難いと思うので(動画でも分かり難いと思う)、以下の方法で測定&比較してみました。↓

↑「ハンマーがコッキングされる時点での反発力」とは、写真のコッキング位置からバネ秤で引っ張って行き、ハンマーが動いた瞬
間の数値としました。比較は同時代の軍用銃4種としました。「銃によって、ハンマー軸と測定個所のスパンが違うのでは?」と言う
ツッコミが入りそうですが、軸間スパンは4種ともハイパワーと殆ど同じなので誤差の範疇としました。
以下がその結果↓

. コッキング時点の加重 トリガー・プル  
M1911A1 1360グラム  D 2630グラム  C
トカレフTT33 1814グラム  C 3039グラム  B
P38 1820グラム  B 2586グラム  D
Mle1935A 2041グラム  A 3175グラム  @
ハイパワー 3402グラム  @ 3171グラム  A

※「コッキング時点の加重」の項目が、上の写真での測定値です。 @ABCDは重い順位

なかなか興味深い結果となりました。コッキング時点での荷重は、やはりハイパワーがダントツで、トリガー・プルの順序も比例する
感じとなりました。パーセンテージで考えれば、ハイパワーはコッキング時の加重が飛び抜けて重い割には、トリガー・プルは軽いと
言えるかもしれません(擁護じゃなくw)。

では何故、ハイパワーのコッキング時点での荷重が大きいのか?以前のFAQで、ハンマー・ストラット・ピンの位置と、コッキング時
点での荷重の関係を説明したので、ご存じない方は以下のページにジャンプして下さい。

ストラット・ピン位置と、コッキング時点の加重の関係

ってなわけです。

んで、その理屈をハイパワーのハンマーに当て嵌めてみると・・・↓

↑左がハイパワー、右はM1911A1ですが・・・そもそもストラットの付く方向が前後逆です。1911は、ストラットを押し込む要領で
スプリングを押し下げますが、ハイパワーはストラットを引っ張り上げる要領でスプリングを圧縮します。どうして逆方向にしたのか?
これはフレーム内に収めるスペースを、可能な限り小さくしようとした工夫からなのです(後述)。

結果的にストラット軸(矢印)はコッキング時点でほぼ水平になり、つまりハンマーに最大荷重が掛かった時点で、シアーに噛み合
う構造となってしまったのです。こうなると、ハンマーのノッチとシアーに掛かる負担が大きくなるので、両者のエンゲージ(噛み合い
)も深く設けないと危険です。これによって更にトリガーが重くなってしまい、トリガー・チューンなども容易ではありません。

写真右の1911の場合、FAQで述べたゴールド・カップの例のように、ストラット・ピン位置を下げれば、更に荷重を減らす事が可能
です。ハイパワーの場合、ハンマー軸が邪魔になり、ストラット・ピン位置を上げる事は難しいでしょうね。競技用のカスタム・パーツ
などを作る場合は、その辺がカギになると思います。メインスプリングを弱くするのが手っ取り早いですが、実用銃では行うべきでは
ありません。


↑ハンマー・ストラットの位置を前後逆にしたお陰で、フレーム後部のスペースをミニマムにする事が可能になりました(赤円部分)。
ハイパワーはダブル・カラム・マガジン(2列弾倉)を採用したので、グリップが太くなり過ぎないように、涙ぐましい程の努力が成され
ています。トリガー・トレインをスライド経由とした点や、ハンマー・ストラットの前後逆装着など。しかし、それらが仇となって、トリガ
ー・プルに悪影響を及ばしてしまったわけです。

とは言え、先のバネ秤測定結果でも分かる通り、トリガー・プルは他の軍用銃と比べても大差はありません。大きなハンディを抱え
ながら、よくぞ平均値に収めたと感心します。まあ、最近のマークVでは、ファイアリング・ピン・ブロックを装備したので、トリガーは
更に重くなってしまったようですが(笑)・・・ハイパワーは実用銃です。2ポンドのトリガーを要求するのは無粋。腕前でカバー汁!




ああ・・・今回長くて疲れたよ。なんだかとっても眠いんだパトラッシュ・・・





6月22日 水
ハイパワー弄り その2

先日のブログで、イングリス・ハイパワーの固定リアサイトは、タンジェント・サイトを基準に、同じ工作機械で作られている旨を記し
たところ、「kwsk!」との声があったので、図にしてみました↓

写真の一番上が、削り出し行程の中間くらいと考えて下さい。タンジェント・サイトを削り出すための丘(?)が残されています。ここ
から写真右側に進めば、更なる削り出しが進んでタンジェント・サイトとなります。

写真左側に進めば固定サイトで、この場合は、当初の「タンジェント・サイトを削り出すための丘」を削るミル・マシン(フライス・カッ
ター)を更に後方に移動させ、不要な分を削り落とします(写真中)。そして短くなった丘の上部を削ってリア・サイトを構築します。

こうすれば、フロント・サイト側は両者に共通となり、リア・サイトの切削加工も途中までは共通で行えて合理的です。固定サイトの
bQは後発ですので、恐らくはbPのタンジェント・サイト工作を、途中から省略して固定サイト化したのだと思います。


↑中田レプリカ大集合?(笑)

現在、ハイパワーの特徴であるトリガー・バーを用いたマガジン・セーフティや、トリガーが重くなってしまう根本的原因を説明する
画像を作成中です。マガジン・セーフティについては、動画も交える予定です。

トリガーが重くなる原因?分かるかな?武器庫のコルト・ゴールドカップのページで、ハンマー・ストラットによるシアーへの負担軽
減の理屈・・・おっと、ヒントが過ぎた(笑)。




私信
>青山氏出馬
これネットでパクった画像なんだけど・・・ああハラ痛ぇ!青山繁晴なのに左に傾いてどうするよ!?一貫性がないぞ!あはは!
それは兎も角、口先で正論ぶって何もしないコメンテーターより漢気あるよな。
桜井誠の都知事候補は・・・苦戦すると思うけどwww(右派の票割れ誘発しない程度に)頑張れ。




6月19日 日
ハイパワー弄り

いじくりまくっておりますが・・・その前に、今日は私信ネタを先にやっつけます(やっつけかよ)

>銃乱射/銃規制
今回はちょっと規模が大きいので、銃規制はヤバいかもしれませんね。米国世論がISのテロ叩きに流れてくれれば好都合ですが、
既に銃規制方向に飛び火しております。まあ、こんな時にも頼みの綱はNRAですね。寄付金はずんだほうがいいかな?

>舛添
あはは!ざまあ!んで、例の学校の件はどうしたんなら?(←何で広島弁?) 珍妙なオリンピックのボランティア服は?とんでも
ない置き土産だなwww 次の都知事は大丈夫か? 愚都民はロクなの選ばないからな。そう言えば、俺が都民だった時は誰を
選んだっけ?青島になる前だよな〜?あの頃は著名人を選ぶ風習は無かったですからね。

>次に買う銃
もう金無いよ(笑)。でも、銃規制の恐れがあるので、アサルティなのを一丁買っといた方が良いかも。ケルテックのブルパプが欲し
かったけど、カリフォルニアでは買えないのでタボールか?でも、ローラーロッキングの銃を参考用に欲しいので、PTR(G3の米バ
ージョン)かな?ローラーロッキングのボルト・フェイスを、いったい何sの力で押すと開放されるのか?興味があります。


本題

ピストルとストックの組み合わせは合法化されたのか?

↑と言う質問があったのですが、恐らく(法律関係は興味ないので知らん)経年数で常に変化するのだと思います。例えば、製造
から60年以上経った銃は、認可を得てOKみたいな。この銃は1944〜1945年製なので、現在は認可が下りたのだと思います。

質問メールでは「大昔の某銃雑誌で、戦前に製造されたハイパワーにストックを付けたら違法と言う記事があった」との事ですが、
その頃はダメだったが、数十年を経て現在はOKになったのだと思います。

なので、現行ハイパワーにストックを付けては(確かストックのスリットが入ったモデルがあったと思う)違法だと思います。確信が
持てないので、米在住でハイパワーを持っている人は、良く調べて下さい。


↑ストックはOKですが、マガジンは未だ10発規制中です(笑)。なので、買った時に付属したのは左の10発マガジンです。興醒
めですよね。恐らく最初に付属したであろうイングリス社製オリジナル・マガジン( JI の刻印入りで、100ドル以上の値打ち)は、
銃と離れ離れになってしまったと思います。理不尽な話ですが、仕方ありません。

右は規制前に買いだめした13発マガジンで、銃と同じパーカーライジング仕上げで良い感じですが・・・↓


↑戦前ハイパワーのマガジンは、赤線部分にスリットが入ってロックになっているんですよね。なので見る人が見れば、すぐにミス
マッチなのがバレてしまいます。まあ、スリットがあっても、先述の JI の刻印が無ければ同じですけどね。マニアの拘りです・・・


↑これは現行マガジンですが、面白い仕掛けがあります。マガジン・スプリングの下端が、写真のように外側に露出しており、バネ
仕掛けになっているのです。何故かと言うと↓


このように、リリースした時に勢い良く飛び出すブースターになっているのです。と言うのも、ハイパワーはトリガー・レバー部分を利
用したマガジン・セーフティが装備されており、それが抵抗になってマガジンがストンと落ちないのです。バネ付きでない普通のマガ
ジンでは、数ミリ飛び出すだけで止まってしまいます。つまりその場合、マガジンを抜くには両手が必要になるわけです。

この点は、当時の軍用銃なら欠点にはならなかったのですが(マガジン底部にキャッチのあるタイプでは、両手が必須。脱落防止
の目的で、わざわざ滑り止めを追加した一四年式拳銃の例もある)、戦後のいわゆる「コンバット・シューティング」ブーム(?)によっ
て、マガジンが滑り落ちないのは欠点と見なされるようになりました。なので、こんな工夫が成されたわけです。

個人的には「競技でもあるまいし、どっちでもいいじゃん」って感じですね。13発も入るんだからマガジン換える前に白黒つけろよ。


・・・・ってなわけで、誰でも知ってるような話でつまらなかったかもしれませんが、次回から深淵に入って行きたいと思います(笑)。


↑フォーティファイヴ信者の俺には興味ないぬ・・・ ストッピング・パワーはオカルトじゃないぬ!



↓チャーハン作るよ〜!!

↑チャーハンのつもりが、いつのまにか豚の生姜炒めになってしまいました(想定範囲内)。


セブンイレブンで買った安物ワインで完敗!(誤) 壁紙はうしおすwww





6月18日 土
イングリス・ハイパワー来る

10日のウェイティングを経て、ハイパワーをピックしました。

↑ホルスター・ストックにストラップ、銃にはランヤードが付属。全てカナダ製のオリジナルです。マニアの方には説明不要かもしれ
ませんが、カナダはトロントのジョン・イングリス&カンパニーは、戦前の早い時期からベルギーの本家FN社からハイパワーの製
造権を取得しています。ナチスドイツの侵攻が進むと、FN技術者の一部がカナダに移り、イングリス社でのハイパワー量産に協力
しました。実際の量産が始まったのは1944年と言われています。つまり、この頃のハイパワーはベルギー製とカナダ製に分かれ、
ドイツ軍と連合軍の両方で使用されたんですね〜・・・と、この辺はネット情報で吐くほど得られます(笑)。

んで、このイングリス・ハイパワーですが、2種類に大別され、本家M1935軍用モデルと同様のタンジェント・サイトの付いたbP、
そして固定サイトのbQがあります。bQは主にカナダ軍向けでしたが、bPは当時の中国(中華民国)からの要望が盛り込まれて
おり、タンジェント・サイトや木製のストック・ホルスターが装備されます。

この中華民国からのオーダーですが、1941年に視察団がカナダを訪れ、ハイパワーの他にブレン機関銃も発注(ブレンもイング
リス社がライセンス生産しており、それを8mmマウザー弾仕様にした物が注文された)。当初は18万丁のハイパワーbPが輸出
される予定で、1944年6月に(とりあえず)4千丁が出荷されましたが、以後は中国国内の混乱によって、契約の中止と再開を繰
り返し、実際に中国に行ったハイパワーは4万丁と少々(記憶が不鮮明)でした。中華民国はご存知の通り、中国共産党に敗れて
台湾に移りますので、これらのハイパワーやブレンがどうなったかは、私的に不明です。

今回購入した個体ですが、これは恐らく中国に渡った品ではなく、カナダ国内にあった物と思います。先述の通り、中華民国向け
に量産したものの、多くは残ってしまいましたからね。写真の銃にはインポート・マーク(現在、アメリカ国内に輸入した銃には、輸
入元の刻印が押される)が一切ないので、カナダから直接持ち込まれたのかもしれません。

現在、米国では結構な数のカナディアン・ハイパワーが流通していますが、値段相場は500〜1000ドル、オリジナル・ストック付
で1200〜2000ドルです(インポート・マークがあると、値打ちはガクッと落ちます)。



↓ウンチクはさておき、見てくれ!このミリタリー感剥き出しのハイパワーを!

↑たまらん!この艶消しがたまらん!最近の銃に多いアルマイト処理ではなく、クラシカルなパーカーライジングです。


↑エキストラクターが見えない!リング・ハンマー!・・・何?アンビ・セーフティだと?甘ったれんな!貴様それでも軍人か!!
グリップはカナディアンな黒い樹脂製ですが、これは木製に交換しても悪くないね。確か、木製のカナディアンも存在した筈です。


↑刻印は打刻によるものと、マシンで彫り込んだものがあります(写真は後者)。中華民国仕様では、中華民国国有 の刻印が有
名ですが、あれもイングリス社のマシンで彫り込んだ彫刻です。他に中国国内で打たれた漢字の刻印もあり、それがあれば実際
に輸出された個体だと分かります。

ご覧の通り仕上げは荒く、ツールマークが残る様は当時の軍用銃(特に戦争末期)ならでは。ですが、イングリス社の銃は高品質
で知られ、評判は良かったようです。逆に、ナチ占領下の本家FN製ハイパワーは、P640(b)と言うドイツ名(?)を貰ったものの、
サボタージュによる手抜き工作で最悪の質です。実射には向きませんが、現在はコレクター価値が(カナダ製より)高騰しています。


↑1911よりも、ちょっと上付きなインターナル・エキストラクター。個人的に、下付きより上付きのモリマンが好みです。(←何の話)


↑タンジェント・サイトはカッチリした造りで手抜き無し。ちなみに、bQの固定リア・サイトは、このタンジェント・サイトのベースを削る
ミルを流用した固定式です。ベルギー本家では、固定サイト仕様はリア・サイトをドーブ・マウントにして、ウィンデージ調整を行いま
すが(1911と同様)、カナディアンはタンジェント・サイトを基準にし、ドーブ・マウントの調整式フロント・サイトを使って、リアを固定
式としたわけです。確かに、その方が限られた時間での量産に好都合です。

補足
ミル(ミーリング)→切削加工(機械)
ドーブ・マウント→蟻溝結合
ウィンデージ(風向き)調整→左右調整



↑本家も含め、この3階建てのシリアル番号が素敵です。CHはチャイナを意味し、輸出を目的として製造された事が分かります。
CHで始まり、1CHから5CHまであります。2年の製造期間中、1CH6589から1945年製となります。つまり、この個体は1944
年製というわけ。

トリガー・ピン後ろの刻印は、クロス・ペナンツ(2本の旗が交差してる)にPDCとあり、カナダのプルーフ印です(ちなみに、この旗
の上にGRと王冠が刻印されていればイギリス)。更に左に小さく(ピンボケで)見える丸い印は、Cの中に上向き矢印が刻印され
ており、カナダ軍のアセプタンス・マーク(検印)です。

バレルの刻印上には、電動ツールで彫ったクロス・ペナンツがありますが、これは製造後に改めて打たれたプルーフ印と思われ、
現存する多くのイングリス・ハイパワーに彫られています。もしかすると製造時の印かな?ならば何故ここだけ電動ツール??


↑ストックもオリジナルですが、現在、中国製のリプロダクション(復刻品)が存在するので要注意です。オリジナルは400〜700ド
ルくらいで、リプロは200ドル前後で買えます。知っていて買うなら(値段を騙されたのでなければ)、復刻品もリーズナブルなので
アリだと思います。パっと見では分からないくらい悪くない出来栄えで、見分けるコツは木目の荒さ(リプロは荒い)と、オリジナルは
内部までオイル・ステインで染まっています。あと、金具のスクリュー・ヘッドが、復刻品はやや大きいですね(後述)。





       //
     /  /   パカ
     //⌒)∩__∩
    /.| .| ノ     ヽ
    / | |  ●   ● |
   /  | 彡  ( _●_) ミ
   /  | ヽ  |∪|  /_
  // │   ヽノ  \/
  " ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(..ノ

↑ガタつきが一切ない蓋。クマも納得です。蓋に付いた円形の板バネは、銃がガタつかないためのスプリング。


↑カナダ軍オリジナルのベルト・ストラップ。ここにもCに矢印のスタンプが見えます。


↑使われた痕跡が一切ない新品同様です。銃の方も、発射された痕跡が殆どありません。倉庫で寝てたのかな?ちなみに、復刻
品ストックの場合、写真のスクリュー・ヘッドが、少し大きいので見分けがつきます。


↑マウザーC96と異なり、ストックにはシリアル番号がないので、「銃とのマッチング・ナンバー」と言う概念はありません。この個体
も、銃は1944年製なのに、ストックは1945年製です。


↑よく言われる点ですが、グリップは丸みとクビレによって握り心地は最高です。適度な太さはリボルバーに似た感じかな?


ブローニング繋がりで・・・

コンデジで撮ったので、1911が少し小さく見えます。実際は(1911が)一回り大きいですね。こうして比べると、1911はドッシリと
逞しく、ハイパワーは精巧でメカニカルな印象を受けます。


さて、今後はしばらく、この銃の良し悪しを探ってみたいです。巷で言われているトリガー・プルの問題では、「トリガーを引くとスライ
ドが上下する」なんてのもありますが(笑)。どんなポンコツを掴まされたんだよ君!って感じで笑止千万です。確かに、ハイパワー
のトリガーは少し重いですが(大差は無い。軍用銃として当たり前の重さ)、この問題には、もっと根本的な原因があります(持論)。
その辺も追々見て行きましょう。





私信
>舛添
>銃乱射
最近は話題満載ですね。別の機会に私見を述べます。





6月11日 土
ハイパワー買ったかも

先日のガンショーで、戦前のハイパワーを買い逃してしまい、その代わりと言うワケではないのですが、ジョン・イングリス製のカナ
ディアン・モデルを購入しました。(写真の壁紙はネットからパクった画像で、今回購入した品とは無関係)

実は、ガンショーでナチ占領下ベルギー製ハイパワーのモデル640(b)も売りに出ていたのですが(1800ドル!)、これは歴史的
値打ちはあっても、サボタージュによる粗悪品なので実射には適さないのです。いずれはコレクションしたい品ですが、初めの一丁
は、やはりガンガン撃てるハイパワーが欲しいですからね。そんなわけで(ナチ・モデルは)見送ったのです。

そして悶々とした日々を送りつつ、行きつけのガンショップに立ち寄ったら、コイツを見つけたのです。ジョン・イングリス・モデルには
bPとbQがありますが、買ったのは1945年製のbPで、タンジェント・サイトに木製のストック・ホルスターが付属します。シリアル
には CH のアルファベットが入り、つまり中華民国へ輸出する為のコントラクト・モデルです。

実際に輸出された品には、「中華民国国有」の刻印や漢字が打たれますが(日本ではマルシンのモデルガンでお馴染み)、購入し
た個体には無いので、実際に中華民国に輸出された銃かは不明です。大量に作ったは良いが、輸出されなかった物もありました
からね。この辺、話すと長くなるので(笑)日を改めて追々・・・

ちなみに、中華民国は国民党軍なので、現在で言うところの中華人民共和国(中国共産党)ではなく台湾側です。しかし、当時の
国民党軍に輸出された銃器が、今現在、何処に残存しているのかは個人的に不明です。国民党軍の敗走と共に、台湾に持ち込
まれたのか?或いは中国本土に残ったのか?たまに、本土(中華人民共和国)から、レアな骨董銃器が外貨獲得の為に放出され
たりしますけど、やはり本土では、東側の銃器(或いはそのコピー)が主流となりますからね。カナダ製のブレン機関銃やハイパワ
ーが(今も)存在するかは・・・どうなのかな〜?

まあ何はともあれ、やはりハイパワーはリング・ハンマーにインターナル・エキストラクターですよ!去年か一昨年だったか、新品の
マークVを買いかけた事がありましたが、早まった事をしなくて良かった。(あくまで個人的な嗜好です。現行マークVは悪くないで
すよ)


このハイパワー・マグカップは、もう10年以上愛用しており、プリントも剥げてしまいましたが、ようやく好みのハイパワーをゲットし
ました。次は戦前のベルギー製?金貯めなきゃなぁ〜・・・


通勤車に愛を!

毎日の通勤で使っているヤマハFJ1200ですが、もうヤレヤレです。この4気筒は振動が多いので、プラスチックパーツのヒビ割れ
が目立ちます。写真のスピード・メーターも、何故か文字盤にクラックが入りまくり、指針の真ん中が剥がれ落ちてしまいました。
照明の豆電球も全て切れてしまったので(笑)、メーターの分解修理を行いました。


このメーターは、部品取り車から移植した物で、始めから文字盤にクラックがあったのかもしれません。ちなみに、オリジナル・メー
ターの走行距離は8万マイルを超えており(笑)、トリップ・メーターや燃料計が壊れたので、コイツと交換したのです。エンジンはス
ワップしていますが、車体は既に走行16万qに達する筈です。そりゃあ、ヤレヤレにもなるわな・・・


ぬこ→「はい、ちょっと通りまぬよ〜」

このバイク、たかがメーターの電球を換えるのに、ここまで分解する必要がある「鬼仕様」です。これだからヤマハは・・・でも、ビモ
ータみたいなフレームがカッコいいから許す。





6月4日 土
ガンショーいてきた

↑ガンショーなのにカーショー?いや、ガンショーはこの奥ですね。今回は何故か別のイベント会場が通り道になっており、賑やか
でした。


↑おばはん達がノリノリです。悪魔崇拝の集会かと思ったよ。恐ろしい・・・


↑組長!なんか元気ないっすね?
「政治結社に鞍替えしたが、ええ目見とんのは神戸だけや・・・」
そ・・・そうですか。


↑うしじまいい肉さんのギルティなケツ。
「うち、ほんまモンのオトコ好きや…」
そ・・・そうですか。



↓今回の戦利品(ベレッタは大きさの比較参考)

↑以前から欲しかった鉄的(耐弾性のある特殊な鉄)を買いました。いつもバイクなので買えなかったのですが(超重い)、今日は
友人と車で行ったので。これでライフルでの鉄的撃ちが楽しめる!サイズは12×16.5インチで、一般的なマンターゲットに比べ
一回り小さいです。

んで、実は前回のガンショーで、ブローニング・ハイパワーの戦前コントラクト・モデルを見つけ、もし今回も売れずに残っていたら
買おうと思い、2500ドルを握りしめて会場入りしたのですが・・・既に売れてましたorz

やっぱこう言うのは一期一会ですね。見つけた時に買えなかったらダメです。しょうがないね・・・また気長に探そう。


↓うしじまいい肉(加工後)

↑友人が来たので、久々にすき焼きパーティをしました。うしじまいい肉はアンガス牛で、安くて柔らかくて美味い!蒲鉾と豆腐も
買ったんだけど、鍋に収まらなかったよ。生卵は、アメリカでは用心した方が良いのですが、これは天然地鶏の高級卵で、さらに
電子レンジで短時間加熱したので大丈夫でしょう。

先月、ハンバーガーなどのファストフードが値上がりしてると記しましたが、食材そのものは安いので、外食するより自炊した方が
安くてボリュームもあります。今回のすき焼きは、写真の鍋を完食して、もう一度同じ鍋を作りましたが(二人前×2回)、肉を含め
た材料費は20ドルちょっとです。レストランで食ったら100ドルくらいとられるかも?





6月2日 木
たまには銃を撮影してみる

と・・・本題の前に、今月から(試験的に)800×600サイズの画像は、サムネを廃して直貼りしてみます。最近はインターネットの
高速化で、この程度のサイズの画像を連貼りしたくらいでは大丈夫と判断しました。サムネを作ってリンクする手間が省けるので、
私の負担も減ります。観難いようなら元に戻しましょう。


↑本当に久々に、ニコンD70の出番です。使い方を忘れかけていましたよ(マジでw)。

実は、担保に預かった銃のお金は返済されたのですが、「家の引っ越しが一段落するまで預かってほしい」との事で、ならばこの
機会に撮影しようと思い立ったわけです。撮影するのは勿論P38です。私のbyfと共演です(笑)。



↑500wのタングステン・バルブは、一つはパラソルで、もう一つは写真のように天井の断熱箔に当てて間接光とします。
もっと良い方法があるのかもしれませんが、今のところこの我流でやってます。



↓1280ピクセルの画像で、さすがに重いのでサムネ化しました。お楽しみください(転載可、商用不可)。

う〜ん・・・やっぱacは良いですね。ひねくれ精神からbyfのを選んだのですが、金があったらacもコレクションしようかな・・・




FLHはどうなった?

久々にロングビーチまで走ったら、帰りにグズったFLHですが、原因は何と、スロー・エアー・ブリードの空気取り入れ口(矢印)の
詰まりでした。これが詰まると、アイドリングでガソリンが超リッチ(濃い)になるんですね〜・・・理屈は分かっていたけど、実際に詰
まって濃くなったのは初めてだよ。つーか、何でこんなトコが詰まるんだよorz・・・




今日の晩酌は筑前煮です。歳をとると、地味な日本食がしみじみ美味い・・・かにかにさんも良い。








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