自作できる各種ツール

真ん中のカットしたシェルは、チャンバーの奥行きを知るために使います。専用ツールも売っていますが、自作で十分と思います。

右の鉄パイプは、2−3/4シェルを2−5/8シェルに切り詰める道具です。内径がシェル径にピッタリの鉄パイプを、切り詰めたい分
に設定して切断した物です。これは汎用ツールがないので、自作するしかありません。

左は、カットしたシェルを補う紙パッチです。普通のボール紙を大きなパンチで打ち抜いて作ります。再利用はできないので、弾数
の分だけ必要です。







フォーシング・コーン感知ツール(大袈裟w)

2−3/4の空薬莢を、リムの金属部分から真っ直ぐに切り落とします。普通のカッターナイフで切れますが、硬いので手を切らない
ように注意。







既に2−3/4チャンバーと確定しているベレッタSOで、その様子を見てみます

先述のシェルを、逆向きに装填(?)します。逆向きに入れる理由は、フォーシング・コーンが始まる正確な位置を知るためです。







この位置で停止

チャンバーはフォーシング・コーンによって窄まっているので、シェルを軽く押して行くと、窄まったところで停止します。

結果、写真のように随分奥まで入りました。この状態で、切り落としたもう一方のリム部分が余裕で入れば(写真の状態ならばスッ
ポリ被さるのが分かると思います)、2−3/4チャンバーというわけです。







M97では?

先ほどのベレッタよりも、明らかに入る量が少ないです。それだけ近い位置(手前)に、フォーシング・コーンがあると言う事ですね。
これにリムを被せると・・・↓




飛び出してしまいました。テイクダウンのM97の場合、レシーバー側に厚さ4mm程のリングがあるので、写真の飛び出しから4mm
を差し引く必要がありますが、それでもギリギリです。普通は余裕をもってありますから、これは2−3/4としては短過ぎる、つまり2−
5/8チャンバーというわけです。この個体は戦前の製造ですからね。ですが、誰かがリチャンバリングしている可能性もあるので、こ
のように実測するのが一番なのです。







長いなら切ればいいじゃない

この鉄パイプとクラフト・ナイフで、切り過ぎる事なく簡単に量産できます。AAシェルは10回くらい繰り返し使えるので、200個くらい
切り詰めて用意すれば、暫くの間はそれを使うことができます。弾数の消費量が桁違いのクレー射撃競技では実用的ではありませ
んが、まさか骨董品を競技に使う人も居ないでしょう。狩猟くらいの射撃ペースなら、十分実用範囲と思います。







2−5/8サイズになったシェル

しかし、これを使って2−3/4設定のリロード・マシンを使ったら、先端が閉じないのでは?そのとおり!なので・・・↓







蓋の出番

あはは!いえ〜い!!

一応、このシェルを持って銃砲店に行き、プロの意見も聞きましたが(笑)、「うんうん、これで良いんだよ。やってる人多いよ」との事
で安心しました。但し、自己責任でお願いします。以下に、この方法の欠点も記します↓

●作成が面倒。
●リロードする人でないと不可能。
●蓋がショットの前面にあるので、パターンが崩れる恐れがある。そもそも、スタークリンプが登場したのは、蓋によるドーナツ・パタ
ーン(真ん中が空洞になる)を防ぐ為である。ただし、この蓋は中心を覆うだけの小径なので、影響は少ないと個人的に思うが・・・

と言うわけで、銃の方を改造して根本解決する方法もあります。それはFAQの纏めで述べましょう。







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