アリサカ6.5mmと7.7mm インパクト比較

三八式と九九式の威力の違いを、視覚的に見たいと言うリクエストがありまして、随分昔に動画撮影
したのですが、すっかり忘れていました。ファイルを整理していたら出てきたので編集してみました。

動画の流れは、最初が三十年式、次が三八式、最後が九九式(長小銃)です。弾薬は全てノーマの
ファクトリー(ソフトポイント)。6.5mmは156グレインで初速は2010fps(実測)。7.7mmは180
グレインで初速は2490(カートリッジ・オブ・ザ・ワールド調べ)。


ユーチューブ動画を観る(古いデータなので画質が悪いのはご勘弁)







キャプチャー写真での比較

↑三十年式

↑三八式

↑九九式

三十年式と三八式は、同じ弾薬なのにえらく差がありますが、恐らく三十年式のボアが劣化している
為、或いは初期型ライフリング(6条)との相性が良くないのかもしれません。三八式と九九式では、
結果写真でこそ差は少ないですが、実際は動画を御覧の通り大きな差があります。この辺をお伝え
できるのは、やはり動画のメリットですね。

インパクトの他に、リコイルも大きく異なります(これは動画でも分かり難いが)。6.5mmは撃ち易く
当て易いですね。申し遅れましたが、7.7mmは短小銃を使った場合、初速は若干低下し、リコイル
は強くなります(銃が軽いので)。今回は、同じバレル長からの弾薬同士の比較と言う事で、敢えて
長小銃を使いました。









南部拳銃 実射動画


実射テストについての詳細はコチラ!



ここでは同時に撮影したビデオ動画をアップします。各銃、以下の要領で撮影。

照準目線で3発→横から見た3発→テーブル委託で5発

マガジンにフルロードで撃っても面白くないので3シーンに分けました。途中で
ボルト・ストップが掛かりますが、ジャムではありません。
照準目線の射撃では
銃がプルプル揺れ揺れですが(笑)、不自然な体勢での撮影射撃につき勘弁。
また、的を狙わずに土手に撃っていますが、的を狙うと真っ暗で見難くなる為。
5発の射撃シーンは、グルーピング・テストをした時の射撃そのものです。



14年式拳銃の実射
ユーチューブ動画を観る(古いデータなので画質が悪いのはご勘弁)






九四式拳銃の実射

ユーチューブ動画を観る(古いデータなので画質が悪いのはご勘弁)













十四年式と九四式のコンバット・シューティング?

調子が良いので、実戦的射撃を行ってみました。十四年式はホルスター(ぶら下げ方が間違っていたw)から
抜いての片手撃ち。九四式はツーハンド・ホールドにてIPSC風味?九四式は調子が良いので、スペアマグが
欲しくなりましたよ。グリップが握り易いのと、リコイルが軽いので、慣れるともっと速く撃てますね。弾代が半端
じゃないので、慣れるまで撃つのは無理ですが。いやー、なかなか面白かったです。

ユーチューブ動画を観る(古いデータなので画質が悪いのはご勘弁)






実射の感想&気が付いた点

思った以上に使えるのでビックリしました(笑)。特に九四式は快調でしたね。十四年式はレンジマスターが
撃った時に後退不良が3回起きましたが、他はありません。リコイルは確かな手応えがありながら、ショックは
緩やかなので撃ち易く、それが命中率(機械に固定してじゃなく、人間が手で持って)の高さに貢献している
と思います。九四式はトリガーが重いですが、軍用銃としてはまあ、これでも良いでしょう。重さに慣れれば
十分コントロール出来る範疇です。逆に、十四年式は軽過ぎかも?競技用ならOKですが、軍用では問題が
ある程です。軽いだけでなく、落ちる位置が非常に分かり難い!

ネガティブな点は、ストライカーの信頼性が今ひとつと言う事。過酷な条件下では不発が起りそうな感じです。
また、全体に華奢です。南部式に比べれば、十四年式はロッキング基部などガッチリしていますが、トカレフや
M1911に比べると脆弱です。8mm南部弾はサイズ的には30マウザーのクラスですが、もしも南部拳銃で
30マウザーを撃ったら、恐らく発射弾数3桁に到達せずに壊れる感じがします。8mm南部が同クラスに比べ
弱いのは、その為かもしれません。九四式はハンマー式なのでストライカーの不安感は無いです。

過去何度か述べましたが、8mm南部弾のエネルギーは380ACPと同程度です。30マウザーや7.62トカ
レフ、9mmルガーなどより威力は数段小さいです。

(セーフティやシア、ボルト・ストップ機能など細かい欠点は武器庫で各々書いているので、ここでは省きます)

更に考察

十四年式まで採用していたストライカー式を、九四式でハンマー式に変更した点が、私には不可解でした。
何故なら、ストライカー式の利点は小型化し易い点にあるからです。ブロウニングM1910が良い例ですね。
ハンマー内蔵式のコルト・ポケット等に比べると、その利点が良く分かります。では何故、南部が九四式で
ストライカーを止めたか?私が察するに、ストライカー式に問題があったのではなく、そのコッキング過程に
難があった為と推測します。
つまり、十四年式の時点で既に不具合があったのです。前述の不発に関する
懸念です。「不発するなら、スプリングを強化すれば解決するじゃないか?」確かに不発は解決しますが、
しかし南部拳銃は閉鎖時にコッキングを行いますので、ストライカーのバネを強めると閉鎖しなくなります。
リコイル・スプリングの力でコッキングしている様なものですからね。ブローニングM1910等はスライドの
後退時に、リコイルにてコッキングされますから、ストライカーのテンションを少々強めても問題ありません。
同じストライカー式でも2種類のコッキング過程があると言う事です。余談ですが皆さん御存知のグロック!
優秀なストライカー式のピストルですが、これのコッキング過程が南部と同じく、スライド閉鎖時に行われる
タイプなのです。ファイアリングピン・スプリングとリコイル・スプリングの微妙な力関係で成り立っています。
なので下手にスプリングを強くしたり弱くしたりの改造を施すと、途端にトラブルのドツボに嵌ります。

横道に逸れましたが、南部式や十四年式も、ボルトの後退時にコッキングされるシステムだったなら、何も
問題無く、九四式にもそのまま移行されたと思います。

追記
極初期の十四年式が冬季のストライカー打撃力不足の問題を抱え、ファイアリング・ピン(ストライカー)を
短縮し、フォールを稼いで解決したのはご承知と思いますが、ここで「ファイアリングピン・スプリング強化」
と言う手段を用いなかったのは、上で説明した理由によるものだと思います。ファイアリングピン・スプリン
グを強化すれば閉鎖不良を起こし、ではリコイル・スプリングも同時に強化すると、今度は後退不良・・・
ドツボです・・・
これは推測ですが、フォール(落下距離)を稼いでの解決も、恐らく完全なものでは無かったと思います。








HSプレシジョンとブレーザー93Rの速射対決

SIGブレーザーR93のオーナーとスケジュールが合ったので、ストレート・プルと通常の
ボルト・アクションでは、速射性にどのくらいの違いがあるのか?実験してみました。

ボルト・アクションで強引にロックンロール!

速射と言っても「乱射」ではありません。200ヤード先に設置された、直径約15インチの
鉄的に全弾当てる事が条件です。動画の音量を上げると、銃声の直後に「・・カコン」と
言う音が聞こえると思いますが、これがヒットした音です。
200ヤードはロングレンジとは
言えませんが、それでも発射〜命中〜ヒット音までは、かなり時間差があります。

200ヤード先の15インチ・プレート

写真のスコープ↑は、リューポルド・マーク4・M3(10倍固定)。写真のミル・ドットを見て
「マリンコ仕様!」と分かった方は、かなりのマニア(笑)。まあ、その辺は長くなるので
また別の機会に・・・・
上の照準した写真は、射撃日とは違う日に撮影しました。ですから地面が乾いています。
射撃した日は生憎の雨で暗く、上手く撮影出来ませんでした。






射撃は両銃とも、一発勝負でリテイク無しです。上手く行くまで繰り返したのでは、あまり
意味がありません。反動が全く違いますが、これはR93のコンプがバッチリ効いている
からです。また、使用弾薬も少々異なり、R93のオーナーはリロード弾を揃える時間が
無かった為、現場で急遽調達したPMC製ファクトリーを使う事になりました。私のHSは
マキシマム・チャージのリロード弾。初速で150f/s程度違う筈です。リコイルの違いは
この2つの事情からです。私のアモはファイア・フォーミングされているので、彼の銃には
使えず、私の銃にPMCを使うのはプライドが許さなかったので(笑)、条件統一は断念。

もう一つ違う点は「慣れ」です。私はR93を撃つのは未だ数回なので、自分の銃に比べ
慣れていません。また、ストックのアジャストメントが、背の高いオーナーに合わせてある
ので、写真を御覧の通り、私の身体には全く合っていません。ですから、弾薬での有利
不利と相殺・・・と言う事にしましょう。(強引?)




ユーチューブ動画を観る(古いデータなので画質が悪いのはご勘弁)




さあ、どうでしょうか?ちなみに「自分の銃だから」などのエコ贔屓は無し!ガチです。
あまり変わらない気がしますが、実際に撃った私の感想では、速射性はやはりR93の
ストレート・プルが断然有利です!ゆとり?が違います。また、ストックのスペーサーを
抜いて、私のリーチにアジャストすれば、タイムはもっと短縮可能です。テストのR93は
オーナーの体格に合わせてあるので、私にはボルト・ハンドルが少々遠かったです。

ちなみに、セミオートのM1Aですと、当然もう1レベル速く撃てます。しかし、これは過去
M1Aでの速射テストをした際にも書きましたが、警察等の狙撃任務では、リカバリーの
必要性はそれ程重視されない筈です。まあ、今これを言ってしまえばお終いですが・・・
しかし、速く撃てて損はありません。あくまでも銃の性能を比較すると言った意味では
斯様なテストも無意味ではありません。・・・ありませんよね?

さて、速射性能は優れるブレーザーR93ですが、以前のレポートで申した通り、射撃中
コンプが抜けて来るのはウンザリしました。やはり、あの固定方法は問題があります。
堅くネジを締めても抜けて来ると言うのは、それだけ効きが優れている証拠なのですが
だからこそ勿体無い!ひょっとすると、公用に卸す銃は、スレッド式なのかも?




アサルトでGO!

CMMG製のM4とSIG556を入手したので、砂漠でアサルってみました。比較にはM1Aを使い、
両NATO弾のリコイルの違いも比較しました。

アサルトと言えば、やはりCQB(狭い空間、至近距離での戦闘)です。今回は室内ではありませ
んが、標的は7〜10メートルに置いた17×26インチのダンボール4つ。これを人間の胴体に見
たて、可能な限り速くダブルタップで撃ちます。得点競技ではないので、とりあえず当れば良しと
し、時間の短縮に重点を置きました。







標的の設置

↑こんな感じ。右に見えるのが標的です。近距離なのでマキシマム速度で射撃しますが、
適当に乱射しているわけではないので、その辺誤解無き様・・・






今回、サーバーを増強したので動画は激重の7MBクラスです。表示に時間が掛かる鴨?
動画の流れは、M1A→SIG556→M4の順で、次に比較の為に、発射シーンだけを繋げ
てみました。





ユーチューブ動画を観る(古いデータなので画質が悪いのはご勘弁)






3丁ゴチャ混ぜの結果

際どいのもありますが(笑)、まあ、ダブルタップなので大丈夫だったとします。

一応、当てる事を前提に速射しているので、3丁とも同じ命中率だと考えて下さい(まさか
この距離で弾道に差は出ませんからね)。つまり、当て易さがスピードに表れる訳です。
やはり初弾が纏まり、勢いのつく最終的(右端)は散らばりますね。標的は風で裏返るし。
それと、標的は均等には並べず、最終的は特に間隔を開けました。手癖で撃ってはテス
トに不適当ですからね。最初のうちは治痕(パッチ貼り)していましたが、面倒くさくなって
止めました(笑)。3丁とも命中率に差は無いので意味が無いし、何より、今日の砂漠は
暑かった・・・

御覧の通り、慣れれば7.62も、かなり速くは撃てます(問題なのはフルオートな訳で)。
SIGにはダットサイトが載り、他はアイアンですが、私的にハンディはありませんでした。
これも慣れれば同じくらいの速さで照準できます。圧倒的な差は、やはりリコイルと銃の
重さですね。M1Aは重い・・・。そしてリコイル強い。どんなに頑張っても、やはりリコイル
処理と銃口の移動(移動と停止)に時間が掛かります。肩付けもズレてくるので、その都
度補正する必要があるし(マッチョガイなら大丈夫かも)。わかりきった事ですが、やはり
7.62と5.56の差は大きいです。CQBに7.62は不向きです。

さて、ではM4とSIG556では?殆ど差は無いのですが、M4が若干軽い分(サイトの差
も含め約1kgSIGは重い)、M4の取り回しがし易かったですね。重い方がリコイルは弱く
なるのですが、それは両者大差なし。但し、M4に付いている「なんちゃってコンペンセイ
ター」(銃規制回避の為、フラッシュハイダーの下部の穴を塞いで「コンプ」としている)は、
全く効果は無いので念のため申しておきます。ちなみに、AK74などの下部に鍔の出た
タイプも効果は弱いです。やはり、ガスをリストリクションするタイプが最良ですね。両者に
効果的なリストリクション・コンプを付けたら、もう少し速く撃てる筈です。







武器庫に戻る