トリガーロックは閉鎖暴発防止の為か?

Aがシアーの突起が入り込む溝です。その突起が入り込まなければ、トリガーは引けません。
ボルトが少しでも回転すると、溝も回って突起がボルト・ボディに当ってしまいます。そして、
もう一つの長い溝が、B位置に掘られています。これがボルト・ハンドルが直立した位置で、
シアーの突起の真上に来ます。つまり、ハンドルが直立状態ならば、閉鎖状態と同じように
トリガーは引けるのです。






実際にトリガーを引いてみる

写真上は、指で力を込めてボルトを前進位置でキープしています。ファイアリング・ピンは
シアーに引っ掛かってコッキング位置にあります。明度を上げた円内で、ファイアリング・
ピンが後退位置にあるのが分かります。

写真下は、その状態からトリガーを引いたところです。質問では、トリガーロックが掛かる
のでトリガーが引けないのでは?とありましたが、御覧のように引けます。円内では、フ
ァイアリング・ピンが前進しています。

では、写真下でファイアリング・ピンはプライマーを突いて発火するのか?もしこの状態で
撃発したら、写真の左手指はエライ事になってしまいますが・・・







ハンドルが直立状態では・・・

ボルトに施されたカムです。写真は、ハンドルを直立させてファイアリング・ピンが1/3ほどコッキング
された状態です。先の写真で、トリガーを引いてファイアリング・ピンを落としましたが、この位置で停止
するので決して撃発しません。そして手前の深く掘られた方のカムは、ハンドルを閉鎖位置にした時
です。この位置で、ファイアリング・ピンは完全に前進し、プライマーを突きます。

つまり、ハンドルを水平の閉鎖位置に戻さない限り、ファイアリング・ピンが完全に前進してプライマー
を突く事は有り得ないのです。







ハンドル直立状態でのボルトフェイス

念の為にボルトフェイス側も。御覧の通り、ファイアリング・ピンは突き出ていません。

このように、閉鎖状態以外での暴発防止は、ボルトのカムによって成立しており、先に説明した
ボルトの2つの溝の点からも、トリガーロックの機能は、一切それに関与していないのです。







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