マウザーC96 ミリタリーピストル

皆様御存知C96です。ストックを入手するまではアップしないつもりでいましたが、もう
何時になるか見当も付かないので(帰国した際に、シカゴレジメンタル●まで探しに行
ったのですが良いのが見つからず)、「じゃあもういいや!」って感じでGO!

マウザーC96の「C」はコンストラクション(製造)を意味します。他にM96、M1896、
ミリタリー・ピストルなどなど呼称盛りだくさんですが、ドイツ軍にモデル番号を与えられ
た事は、残念ながらありません(もしそうなってたら「P06」になってたのか?)。例外
的に9mmパラ仕様に改装されたモデルが第一次大戦中に採用されましたが、あくま
でも不足を補う為で、位置的には第二次大戦時のユニックやCzと変わりありません。
どうもドイツ軍用としては扱いが不当だった気がしますが(笑)、拳銃としてはちょっと
大き過ぎでしたね。そこを何とかすべく、小型化したボロ・タイプや6連発仕様なども作
られましたが、その基本デザインから如何ともし難かったのでしょう。ただ、その反面、
見栄えは威風堂々だったので、コマーシャル・モデルや他国軍用としては売れていま
す。商業的には大成功で、スペインでは違法コピー(?)まで出る始末。そんな訳で、
呼称がいろいろあり、「ミリタリー・ピストル」もマウザー社公認名称(?)の一つです。
1896年の製造開始から1939年の終了まで各仕様を分けると・・・

M1895 試作モデル。スパーハンマー。ロッキング・ラグが一つだけ。フィクスド・サイ
ト。他

M1896 コーンハンマー(写真)。ロッキングラグが2つに変更・・・



・・・・


中止!

止めです。この調子だとキリが無いので駄目です。もっと簡素に大雑把に分けます。

コーンハンマー(トリガーがベースにピン留めされた後、フレームに結合。リアサイトが
ピン保持。ファイアリングピンがリテーナー保持。シリアルはフレーム後部。セーフティ
はショートストロークで、上げてOFF下げてON。ディスコネクターはトリガーとシアのみ
で完了する方式)

ラージリングハンマー(後期でトリガーがフレームに直留め。シリアル番号がチャンバ
ー横に。後期でリアサイトがピン留めから凸留めに変更。フレームのミーリングがフ
ラット・サイドなど仕様多数。ファイアリングピンがリテーナー保持から回転ロック式に
変更)

↑この辺までが1800年代、以下1900年代↓

スモールリングハンマー初期(セーフティが上げてONのロングストロークに変更。デ
ィスコネクターがショートリコイルを利用したポジティブな方式に変更)

スモールリング中期1(エキストラクターが横に広がったタイプに変更。ライフリングが
4条から6条に変更)

スモールリング中期2(セーフティONでハンマーがデコックされる仕様に変更。ランヤ
ードリングが90度角度を変え、リングが横を向く)

スモールリング後期(フレーム右サイド後部に社印バナーを刻印。セーフティがデコッ
クせずに、ハンマーの位置にかかわらず操作可能。セーフティONでもハンマーがコッ
クできるフレキシブルな仕様に変更)


・・・そんな感じかな?全部調べると頭が痛くなりますよ。ちなみに、日本のモデル
ガンで、MGCやLSプラモデルはスモールリング後期かな?ハドソンのはデタッチャブ
ル・マガジンを除けば、スモールリング初期〜中期あたりか?上は大雑把に分けまし
たが、製造番号で辿ると、もっとバリエーションが!輸出モデルやボロ・モデル、6連発
仕様やリアサイト違い、フレームのミーリング違いまで分け出すと発狂寸前。その辺は
マニア各自にお願いするとして、ここでは初期のコーンハンマーに絞って紹介します。
スモールリングとの大きな違いであるトリガーとディスコネクターは、日本ではあまり紹
介されていない、馴染みの薄いタイプの筈ですからね。







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